陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
7
枯損率20%から0.3%へ ― FFCが海岸防災林復興に貢献!
赤塚グループのメールマガジンで、「FFCが活躍!海岸防災林の復興事業」というニュースが紹介されていました。

東日本大震災の後、ガーデン二賀地の田中様(樹木医)は、有志の方々と共に「復興第一協力会」を立ち上げ、被災地の海岸防災林の一部植樹エリアを担当されました。田中様らは、フィランソの皆さまとともにクロマツの植樹を実施。その結果は驚くべきものでした。

田中様のチームが植えたクロマツは、追肥などを一切行っていないにもかかわらず、他団体が植えたクロマツに比べて背丈が約2倍に成長していたのです。

通常、海岸沿いの植栽は飛砂や飛塩などの影響を受けやすく、林野庁の調査では定植後3か月の平均枯損率(枯れる割合)は約20%とされています。

ところが、**FFCエースを散布後に植樹した2,300本のクロマツでは、3か月後に枯れたのはわずか7本。平均枯損率は驚異の0.3%**という結果でした。

田中様は次のように語っています。「最近の苗木は以前よりも強くなっていますが、苗床で育てた苗を荒れた土地に植えるためには、やはり“土質”が重要です。FFC処理した水やFFCエースの活用によって、成長の差が明確に現れています。数字以上に、周囲と比べれば一目瞭然ですよ。」(『BOSCO』第20号/2017年10月掲載より)

宮城県名取市は、仙台空港を擁し、仙台湾に面した自然豊かな地域であり、東北最大級の史跡「雷神山古墳」でも知られています。しかし、東日本大震災の津波により大きな被害を受けました。

田中様は震災後、がれきの撤去から活動を始め、仙台市森林管理局から預かった1ヘクタールの土地に、静岡県浜松市から取り寄せた4,200本のクロマツを植樹・育成しました。その後、林野庁公募の植林事業にも参加し、さらに500本を植樹。2015年には海岸防災ボランティア区域として、林野庁より1.5ヘクタールの植栽地を託され、京都御所から譲り受けた種から育てた1万4,000本のクロマツを植樹しました。

こうして、2,300本のうちわずか7本しか枯れなかったという実績が、FFCエースの効果を裏づけるものとなりました。

FFCテクノロジーは環境保全への大きな貢献を果たすとともに、当診療院でも使用しているFFCパイロゲンは、患者の健康維持にも大きな効果を上げています。

なお、田中様が提案した海岸防災林の緑化再生プランは、第25回「緑の環境デザイン賞」で国土交通大臣賞を受賞するなど、高く評価されています。
2025-10-18