陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.22 以毒攻毒(毒をもって毒を制する)
高陽社の月間コーヨーライフ2022年一月号に、「ドクター陶の健康コラム・新連載」。内容を紹介します。

以毒攻毒(毒をもって毒を制する)

「以毒攻毒」、すなわち毒をもって毒を制するのは、まさに今の新型コロナウイルスの現状でしょうか。

日本にいる新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」は、自殺の形で消えていっている様子です。一方、世界のデルタ株は、まだ悪さをしています。南アフリカから発生したオミクロン変異株は、感染力が強く、南アフリカでデルタ株に勝ちました。

これから、世界の新型コロナウイルス流行株は、デルタ株からオミクロン変異株へと切り替わって行くでしょう。
ウイルスの世界で、新たに流行するウイルスは、必ず前の物より感染力が強いのです。

感染拡大の一方、オミクロン変異株の現状は、一般的なインフルエンザと似ているとも言われています。症状は今のところ、無症状か軽症が多いとされています。

オミクロン変異株は人類にとっては毒ですが、比較的毒性が少ないという特徴があります。人々はウイルスには勝てませんが、オミクロン変異株はデルタ株に勝ちます。毒をもって毒を制するチャンスです。危険度が高いデルタ株に勝つことは、人類にとってもウイルスにとっても、ウィンウィン(双方の勝利)です。

100年前のスペイン風邪の歴史と似たような形で、2年間の感染流行が終息するのかもしれません。ウイルスに関する知識がない、ワクチンを知らない時代でも、流行の終息がありました。歴史は繰り返す…この事がもう一度証明されるのかもしれません。

新型コロナの流行が落ち着いてきた頃、私の周りでも様々な会合や宴会など、活動が活発化し始めました。診療もだんだん患者さんが戻って来て、相談件数も増えています。家族連れの患者さんに、治療だけでなく予防や健康指導の話が出来るのは嬉しいものです。

延期されていた学会の資料準備にも追われましたが、最後には上手く仕上がりました。バタバタしましたが、やはり挑戦し最後までやり切ることは楽しいものです。
2022-01-09