陶氏診療院

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食事療法の主役~自宅で作る発芽発酵玄米ごはん~
日本未病学会東洋医学部会主催の「市民公開未病セミナー2025」は、2025年9月15日(月)9:00からオンラインで開催されます。

昨年の始めて開催したセミナーは、主催者の期待を大きく上回る反響がありました。参加者の関心の高さ、録画視聴の多さ、アンケートでの好意的な反応が、今年のセミナーをさらに充実させる原動力となりました。

昨年、私は「東洋医学の知恵で健康をつくる」という特別講演を2時間担当し、アンケートでは「もう一度聞きたい」という声までいただき、大変うれしく思いました。

今年は特別講演の前に設けられたプチ講演にて、中国人講師の周先生とご一緒します。テーマは「食事療法」。周先生は「トマト」、私は「玄米」を担当し、私は「食事療法の主役~自宅で作る発芽発酵玄米ごはん~」という題で、14:45~15:00の15分間お話しします。その後には10分間の質疑応答も予定されており、皆さまからのご質問に直接お答えします。

「主食としての発芽発酵玄米ごはんは体に良い」と多くの方が知識としてはご存じですが、「どうすれば自宅で簡単に作れるのか?」という点が今回の中心テーマです。美味しく、簡単に、そして続けやすいことが大切だと考えています。

以前は「安さ」もおすすめの理由でしたが、米騒動の影響で良質なお米はどうしても値段が上がり、価格の安定が難しくなっています。そこで大切なのは、自分の人脈を活かし、信頼できる農家さんとつながり、美味しい無農薬・有機栽培の玄米を手に入れることです。私自身は「綾姫(あやひめ)玄米」を愛用しています。もし皆さんのお近くでも良い玄米を作っている農家さんがあれば、ぜひ私にも教えていただければ嬉しいです。

美味しい主食はそのまま健康につながります。中国のことわざに「綱挙目張」(大事な綱を引き上げれば目の網も自然に張れる=要点を押さえれば物事は自然と解決する)という言葉があります。食生活においても、人生においても、要点をしっかりつかめば、より良い道を歩むことができるのではないでしょうか。
2025-09-13