陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
4
軍事パレードの迫力
中国は9月3日を「中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年」の記念日として、北京の天安門広場で大規模な式典を開催しました。CCTVは約2時間にわたり軍事パレードを生中継し、その迫力は、私が16年前、中国建国60周年を迎えた天安門広場の観礼台で実際に見た軍事パレードを思い起こさせるものでした。

習近平国家主席は、ロシアのプーチン大統領や北朝鮮の金正恩総書記ら各国首脳とともに、天安門広場を見渡す楼閣に登壇しました。演説では戦勝国としての立場を強調しつつ、「今日、人類は平和か戦争か、対話か対抗かという選択に再び直面している。中国人民は常に歴史の正しい側に立ち、平和的発展の道を歩み続ける」と述べました。そのうえで、「世界一流の軍隊建設を加速させ、国家の主権・統一・領土の一体性を断固守らなければならない」と強調し、軍備増強の方針を鮮明にしました。

パレードでは新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、無人兵器などが公開され、軍事力の近代化と強化を誇示しました。これにより国威を高揚させると同時に、中国共産党の統治の正統性を国内外に示す狙いがあるとみられます。(NHKより)

私自身も16年前、海外華僑華人代表2000名の一員として招待され、9月28日に北京入りしました。翌29日には釣魚台での招待パーティーや中国発展成果展示会に参加し、10月1日には天安門広場の観礼台から中華人民共和国設立60周年記念軍事パレードを目の当たりにしました。その夜は人民大会堂での歓迎会にも出席し、中国の繁栄と強さを肌で実感したことを今も鮮明に覚えています。

そして今回、16年ぶりにテレビを通じて再び軍事パレードの壮大さに触れました。それは、中国の兵法「不戦勝」を実現するための最高のPRであり、私は世界の平和を願いつつ、中国の強さを心から喜びました。
2025-09-04