陶氏診療院

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健康と病気は紙一重(前立腺がん)
「馬鹿と天才は紙一重」という諺があります。 日本人にはよく知られている言葉でしょう。常識外れの行動(馬鹿)と、革新的な発想(天才)は、紙の薄さほどの差しかないという意味です。私はこの諺の持つ哲学がとても好きです。

馬鹿と天才は、コインの表と裏のようなものです。コインが回転している間は、どちらの面もはっきり見えません。しかし、何かのきっかけでコインが止まると、私たちはその一面だけを見ることになります。

その理由は、もしかすると一瞬の「念」や環境の違いかもしれません。しかし、たとえ一面しか見えなくても、裏面が必ず存在する――それがこの諺の持つ哲学ではないでしょうか。

私は医療の仕事を40年近く続けてきました。 その経験から言えることがあります。

健康と病気もまた、紙一重であるということです。

現代医学の健康診断は、いわば「パーセンテージ医学」です。 検査数値が基準を超えれば病気、超えなければ健康。白か黒かで判断されます。

しかし現実の世界には、白と黒だけではなく、必ず灰色の領域があります。 この白黒二極化の考え方は、ときに極端であり、哲学的な視点を持たない場合、患者さんにとって診断が大きな心理的打撃になることもあります。

AIの時代に入ると、この傾向はさらに強くなっています。 良いか悪いかの判断も、50%を超えた瞬間に別の世界に分類されます。

しかし人間の生命は、そんな単純なものではありません。

「病は気から」と言いますが、健康もまた気からです。 人には「気」があります。その気の中には、元気と病気の両方が存在しています。 中国医学ではそれを陰と陽と呼びます。 量子力学では、波動と粒子という二つの姿で説明されます。

もし元気が49%、病気が51%だったとします。 機械はそれを「病気」と判断するでしょう。

しかし両者の差は、わずか2%です。もしその人が、2%の元気を取り戻す努力をすれば、 判断は病気から健康へと変わる可能性があります。

その意味で、健康と病気はまさに紙一重なのです。

100%元気でなくてもよいのです。 51%元気であれば、人はまず元気です。

弱っている人も、病気の人も、 毎日少しずつ2%の元気を積み重ねていけば、 やがて全体の元気は51%を超え、体は回復へ向かいます。

さらに元気になりたいなら、 その毎日の2%の努力を続ければよいのです。

60代の建築設計士の患者さんがいました。

前立腺がんと診断され、同じ病気を経験した友人の紹介で、昨年12月から陶氏診療院で体質改善を始めました。

「毎日2%元気を増やす」ことを目標に、 陶氏量子健康法を続けました。

4か月後の病院検査では、 腫瘍は小さくなり、腫瘍マーカーも正常値に戻りました。2%の元気を積み重ねた結果です。

振り返れば、 その方の状態もまた、健康と病気は紙一重でした。

健康と病気は、遠い世界ではない。
ただ、心と体の2%の差である。
その2%を守ることが、医の道である。
2026-03-08