陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
6
粒子性と波動性:有と無の世界
量子は、物質とエネルギーの最小単位であり、粒子と波の両方の性質を持っています。これを「量子の二重性」と言います。同じエネルギーを持ちながら、粒子は重さがあり「有」の世界、波は重さがない「無」の世界です。つまり、量子の世界は「有」と「無」が同時に存在している世界です。

この考えを、私たちはすでに中国文化の中で理解していました。それが 氣(気) と 陰陽 の概念です。

現代でいう「量子」は、中国文化では「氣」に相当します。氣にも陰陽の性質があり、「見えるもの(形あるもの)」は陰=粒子性、「見えない働きや流れ」は陽=波動性として理解することができます。こう考えると、量子の世界は決して難しいものではなく、すでに私たちが日常で感じている世界です。

氣と健康の関係

氣には元気と病気 があります。「病は気から」という言葉の通り、病になる前の段階では、氣はまだ陰陽どちらにも変化できる状態です。このとき、氣が陽に働くと元気となり、身体は回復する方向へ進みます。

中国医学は、すでに形として現れた病(有)を見るのではなく、まだ形になる前の氣(無)を整えていきます。これを 治未病(ちみびょう) と言います。

一方、西洋医学は、形として現れた病を治療するため、治病が中心です。

上医治未病 ― 病を未然に防ぐ医療

「治未病」と「治病」、どちらが良いかと問われれば、やはり病気になる前に整える ことが最善です。これが、中国医学でいう上医(最も優れた医者) の考え方です。

上医は未だ病まざるを治す。

陶氏診療院も、この「上医治未病」を経営の基本方針としています。「有」の世界(症状が出てから)を変えるより、「無」の世界(気の流れ)を整える方が、体は自然に良くなっていきます。

量子の理解が進む時代に

量子の知識が世界で広まりつつある今、その考え方は医学だけではなく、社会や政治の分野にも応用されはじめています。最近では、日本の初代女性総理による「17の戦略」の中にも、量子の言葉を取り入れられ、その真意はまだ量子の粒子レベルかもしてないけど、国家レベルで「見えない世界(無・波動)の働き」を政策に活かさればいいなあ。現代は、量子の知識が広まることで、「氣」や「陰陽」の考え方が、再び多くの人に理解されるようになってきました。

伝統医学の光が、もう一度人々の健康づくりに生かされる時代が戻りつつあります。
2025-11-11