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今年も「止まれ」なかった
北海道大学の北18条門近く、環状通に面した場所には「止まれ」の標識があります。そのすぐ横には、毎年見事に紅葉する木々があり、真っ赤に染まった葉がまるで標識の「赤」を吸い込み、溶け合うように輝いています。
しかし、紅葉は“止まれ”とは言われません。毎年、鮮やかに色づき、そして散り、また巡り来る。まるで「止まることなく美を更新する自然」の象徴のようです。
これは、北大第2農場を構成する建築群の美しさにも通じます。歴史を重ねても「止まらず」に、その価値と気高さを今に語り続けているのです。
北18条門からほど近くに、重要文化財「札幌農学校第2農場」の入口があります。ここは 北海道畜産の発祥地 であり、 洋式農業普及の原点。明治初期に建てられた日本最古級の洋風農業建築であり、北大の歴史そのものを物語る、生きた証人です。
来年は、北海道大学創立150周年。その源流のひとつである「札幌農学校第2農場」は、明治9年(1876年)9月13日、クラーク博士の大規模農場構想にもとづき、「開拓模範農場」として誕生しました。まさに、北海道開拓の精神が息づく場所です。
建物を訪れるたびに、私はその外壁の模様に心を奪われます。100年を超える時を経ても、打ち板の装飾は素朴ながら美しく、牛舎の窓のデザインには実用性と品格が静かに宿っています。
それは「生産のために建てられた建物」であると同時に、「精神の姿を外に表した建物」でもあったのでしょう。人が生きるとは、ただ働き、食べるだけではない。美を求め、意味を刻むことなのだと。
そこには、確かに 人類文明の光 を感じます。
札幌農学校第2農場を構成する建築群は、国の重要文化財に指定されています。明治期建築としての価値だけでなく、北大キャンパスに深い景観の奥行きを与える存在です。今では北海道大学を代表する、かけがえのない観光名所のひとつともなっています。
そして、今年もまた、紅葉は「止まれ」と言われても止まらず、輝き続けました。歴史も、美しさも、そして人の思いも、「止まることなく」今へと受け継がれていきます。
        しかし、紅葉は“止まれ”とは言われません。毎年、鮮やかに色づき、そして散り、また巡り来る。まるで「止まることなく美を更新する自然」の象徴のようです。
これは、北大第2農場を構成する建築群の美しさにも通じます。歴史を重ねても「止まらず」に、その価値と気高さを今に語り続けているのです。
北18条門からほど近くに、重要文化財「札幌農学校第2農場」の入口があります。ここは 北海道畜産の発祥地 であり、 洋式農業普及の原点。明治初期に建てられた日本最古級の洋風農業建築であり、北大の歴史そのものを物語る、生きた証人です。
来年は、北海道大学創立150周年。その源流のひとつである「札幌農学校第2農場」は、明治9年(1876年)9月13日、クラーク博士の大規模農場構想にもとづき、「開拓模範農場」として誕生しました。まさに、北海道開拓の精神が息づく場所です。
建物を訪れるたびに、私はその外壁の模様に心を奪われます。100年を超える時を経ても、打ち板の装飾は素朴ながら美しく、牛舎の窓のデザインには実用性と品格が静かに宿っています。
それは「生産のために建てられた建物」であると同時に、「精神の姿を外に表した建物」でもあったのでしょう。人が生きるとは、ただ働き、食べるだけではない。美を求め、意味を刻むことなのだと。
そこには、確かに 人類文明の光 を感じます。
札幌農学校第2農場を構成する建築群は、国の重要文化財に指定されています。明治期建築としての価値だけでなく、北大キャンパスに深い景観の奥行きを与える存在です。今では北海道大学を代表する、かけがえのない観光名所のひとつともなっています。
そして、今年もまた、紅葉は「止まれ」と言われても止まらず、輝き続けました。歴史も、美しさも、そして人の思いも、「止まることなく」今へと受け継がれていきます。
 
 2025-11-04
  



