陶氏診療院

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君臣佐使*と科学
カテゴリー 中国医学
君臣佐使は中国国管理文化の専門用語で、薬膳や治療処方もそれを応用して、物事を立体的に統帥する学問です。中国文化の全体論の代表です。

科学は外来用語で、サイエンス(science)、分科の学問の略語です。現代知識の由来、部分論の代表です。

君臣佐使と科学は全体論と部分論の違い、比べる必要がないです。

医学の中で、中国医学では君臣佐使を使い、人の判断、病気の治療、健康養生にも応用しており、数千年の人類経験で、たくさんの実績と奇跡が残りました。

西洋医学(現代医学)は科学により、急発展しました、。救急医療や外科手術など、戦争や災難など緊急処置には、優れた長所を発揮できました。しかし、慢性病気や生活習慣病では、部分論には力不足でした。そのままで、現代医療制度は、なんでも西洋医学だけを基準にして、無理をすると、無駄な医療費の膨大するだけではなく、人々の健康と医療も良い結果にならないです。

君臣佐使と科学、全体論と部分論の違いを理解して、自分の健康を正しく管理しましょう。

*君:主な病気(証)に対して、治療する役割を持つ。

臣:君薬を補佐して、治療効果を高めるほか、併発病 (併せ持つ証)に対して、主要な治療役割をもつ。

佐:君臣薬を補佐し、治療効果を高めたり、君臣薬の毒 性を弱める役割や、君臣薬の性味と反対のものを用 いることで、病気などの薬物拒否をなくすもの等がある。

使:各薬物の調和作用や、経絡に導き、病気の部位へ行き渡らせる。
2023-02-06