陶氏診療院

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気持ちの主人公になろう
カテゴリー 中国医学
人と一般動物の最大の違いは、情緒でしょう。そのため、情緒のコントロールは、人の気持ちを左右します。同じことや言葉で、立場や視点により、解釈が違い、気持ちも変わります。

中国語「既来之,則安之」*は情緒の安定誘導に一番いいでしょう。新型コロナウイルスの感染の影響で、様々な生活リズムが変わりました。一人の力で、変わることができないです。新型コロナウイルスの感染の現実社会で、自分ができる事はまず、自分の免疫力を高め、感染を受けないか、感染しても発症しないか、または発症しても軽くて済むことを準備しながら、普通の生活を行う事でしょう。

レストランは来客は減ったけど、出前や持ち帰りに変えると、売り上げが向上する店もあります。患者さんの中で、最近の調子(会社・商売)はいかがですかと聞くと、最高販売記録を更新する社長さんもいました。

急に来た出来事に対して、臨時応用の能力が必要です。普段でも、想定して、万全を用意すれば、出来事が来たら、焦らないでしょう。

自分が情緒の主人公にして、良い方向を導き出すと、楽しい気持ちになります。もし、自分が情緒の奴隷になってしまい、マイナス発想で行動したら、良いことも出会わないでしょう。

あなたは毎日の予測外の出来事に、どのような対応をしていますか?主人公か奴隷か、どっちを選びますか?

*「既来之則安之」の出典は、『論語李氏』の「夫如是,故遠人不服則修文德以来之。既来之,則安之。」の一節。(遠国が服従しない場合は、文徳を持って朝貢させよ。朝貢させれば、之を安寧に治める。)「来た以上は落ち着くことだ」
2022-06-18