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黄帝内経と素人
カテゴリー 中国医学
中国医学の医典である「黄帝内経」には、中国医学の理論と処方が書かれ、2000年前の先人の智慧が隠れています。中国医学のプロは、それを勉強することは当たり前です。プロと言っても、一生で読んでも、分からない人がいます。

面白いことは、まったく中国医学と縁がない素人でも、「黄帝内経」を絶賛して、自分の分野で生かす人や、自分の専門知識と用語で解釈することが、とても面白くて、分かりやすいです。

一人は台湾出身、中国で仕事をするコンピューターエンジニア呉清忠先生、自分の健康を維持する時、按摩師と出会い、健康の回復と同時に、按摩師からの健康常識を聞きながら、自分のコンピューターの仕組みに当てはめ、身体の臓器はコンピューターの部品として、それを正常に生きている生命力はソフトとします。コンピューター用語を用いて、「黄帝内経」中に行った身体臓器の機能を理解して、「からだの取扱説明書」を書きました。医学専門でない方は、それを先に読んだ方が、「黄帝内経」への理解がし易くなります。

もう一人は中国の四川省成都出身、上海復旦大学中国研究院研究員、北京大学国家発展研究院教授、アメリカコロンビア大学資本主義と社会研究センター外国籍研究員、世界経済学会発起実行委員会委員、物理学者、経済学者陳平先生、最近の講演で、経済混沌と経済複雑性研究から、「黄帝内経」の生物モデルを解釈すると、とても理論的、実践的に合います。それにより、難しい医学書「黄帝内経」を読見直されました。陰陽・気血水・経絡・ツボなど、現在世界の経済現象も同じ仕組みで運行していることを、中国医学の思想に、絶賛しました。神=情報流;気=エネルギ流;血=物質流、四季の四行(木・火・金・水)と五行(中央の土)=生体基礎、陳平先生は生きている経済の複雑性は中国の哲学、医学と同じ仕組みと語りました。

医学から見た素人、「黄帝内経」を理解して読めました。しかし、プロのはずの医学者は、人生の最後まで「黄帝内経」を理解していないし、自分の身体にも、その素晴らしいさを反映しておりませんでした。素人から「黄帝内経」を読めた人に、感心しました。
2020-07-07