陶氏診療院

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漢方アロマ精油燻蒸原理とウイルス対策
カテゴリー 中国医学
新型コロナウイルスは有効な西洋医学の抗ウイルス薬がない、ワクチンも間に合わない、各国の対応も困っています。

確かに、人類の歴史の中、人口が減る一番の要因は、戦争ではなく、災難ではなく、感染症(疫病)流行により、人口が減るの第一の要因です。

天然痘(1980年人類が根絶した唯一の感染症)は50年で人口が8000万人から1000万人に減少、ペストは540年頃、ヨーロッパの中心都市ビザンチウムに広がる、最大で1日1万人の死者が出たといわれ、14世紀、ヨーロッパで「黒死病」と呼ばれるペストが大流行し、ヨーロッパだけで全人口の4分の1~3分の1にあたる2500万人の死亡といわれました。新型インフルエンザは、1918年のスペインかぜが大流行で、世界で4000万人以上が死亡(当時の世界人口18億人)したと推定され、1957年のアジアかぜは、世界で200万人以上の死亡と推定し、1968年の香港かぜは、世界で100万人以上の死亡と推定されました。さらに、1981年からのエイズ(後天性免疫不全症候群、HIV) 、過去20年間で6500万人が感染、2500万が死亡しました。

感染症の撲滅は、人類の健康大問題です。中国5000年の歴史の中、たくさんの疫病が発生し、しかし、中国医学の力で、ヨーロッパより、人口減にならなかったことから、病原菌、特に致命的なウイルスに有効な対応効果がありました。中国医学の対策は、人自身の免疫力を高めると同時に、抗ウイルス作用ある漢方を燻蒸や煎じで飲むことで、予防と治療に役に立ちます。自然界に抗ウイルスの薬草があり、呼吸系の感染症には、空間で抗ウイルス効果が出れば、副作用も心配いらないです。一番勧め燻蒸用の漢方は「蒼術」です。次は「ヨモギ」も使います。芳香の成分を殺菌消毒として、人類の歴史の中に、いつも使っています。

古代エジプトのツタンカーメン王の墓にも香の瓶を発見し、ミラノ腐敗防止、防腐剤として使われていました。中国最古の医学書 『 神農本草経 』にも、芳香性漢方に記述もありました。古代ギリシャ、 医学の父(ヒポクラテス)曰く「健康は芳香風呂に入り、香油マッサージを毎日行うこと」も有名でしょう。新約聖書にフランキンセンス(乳香)、ミルラ(没薬)の精油名も登場しました。 20世紀、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセは近代アロマセラピーを始め、煙が出ない燻蒸方法も生まれ、それは今の漢方アロマ精油燻蒸になり、その抗ウイルス作用を紹介します。

植物精油のフィトンチッドは植物のホルモンと言われ、抗ウイルス作用ある、特にユーカリや緑茶を中心して、患者さんの体調に合わせて、燻蒸精油を調合します。特製のデフューザーを使うオイルは、植物精油は5~7%、IPA(イソプロピルアルコール)89%と水4~6%になり、IPAを300度高温のバーナーに触媒され、オゾンになり、空気中に均等分散し、抗ウイルス作用、特にコロナウイルスに効きます。もちろん、75%のアルコールと70%イソプロピルアルコールは抗ウイルス効果があるけど、空気中に、75%のアルコール濃度を維持することは、危険と難しいから、室内でIPAの燻蒸は最適です。殺菌と芳香、一石二鳥です。一時間普通の70平方メートル部屋に、20mlオイルで(約200円)、6時間以上除菌作用があり、とても経済かつ便利な方法です。社員が集まるオフィースには、マスクなしで仕事ができ、さらに、健康的な芳香環境を作り、仕事の効率も向上するでしょう。
2020-03-17