陶氏診療院

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睡眠と太陽①陰陽の世界
カテゴリー 中国医学
月と地球の距離で、地球表面海の潮の変化が良く分かります。月の2000万倍の太陽は、地球上のすべての生物への影響が計り知れないでしょう。

睡眠を充電に例えると、昼の身体の動きは放電になります。もし、夜の満充電が出来なかったら、昼の放電用の電量が足りなくなります。そのため、電力を借りる場所は五臓六腑です。偶に借りるのはいいけど、長期借りることは身体が壊れ、病気の発生が始まるでしょう。

身体充電の時間は睡眠の時間です。太陽が沈むと、地球上が陰の世界に入ります。身体も充電体勢になります。一年中、太陽の沈む時間が変わるけど、睡眠時間もそれに合わせて、調整すればいいです。

電気を発明する前、人類は他の動物と同じで、太陽のリズムで生活していました。食事も朝と昼の二食が普通です。自然災難や伝染病など、人の命を奪うけど、成人した人の中、野生動物と同じように天寿になる割合は大きいです。

しかし、電気の発明により、夜が明るくなり、生活時間が長くなることで、食事が追加され、変わりに睡眠時間が遅くなりました。田舎や電気がない場所と比べ、大都市、先進国の人は睡眠不足は健康の大問題です。最も問題なのは代用のリズムを無視して、遅く起きていることを問題視していないことです。

病気の基本は生活の習慣です。それが問題になったら、生活習慣病になるでしょう。生活習慣病は現代人の主要な病気になり、改善の基本も生活習慣問題です。太陽のリズムを理解して、大自然に従うことは、良い睡眠を得る第一歩でしょう。
2015-04-27