陶氏診療院

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世界企業の浮き沈みから見る戦略の重要性
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パソコンの頭脳に使われる半導体市場を独占したインテルは、2007年にアップルの「iPhone」が生み出したスマートフォン用半導体需要を見誤り、その後の半導体開発・製造技術で後れを取り、衰退の道に入りました。

インテルの5代目CEOであるオッテリーニ氏は、市場の需要見通しを誤り、コストが見合わないと考えてアップルとの契約を断念したことで、「戦略的転換点」を逃しました。

日本もかつてインテルを追い詰めた半導体・エレクトロニクス分野の有力企業は、転換点を逃し、業界そのものの衰退につながりました。これから、日本政府は北海道から半導体・エレクトロニクス分野を追いかけ、失われた市場が戻るかどうかは、数年後の話でしょう。

自動車業界では、中国はいち早く純電気自動車(EV)メーカーとして着実に世界市場シェアを伸ばしてきましたが、日本の自動車業界の戦略が時代に適っているかどうかは、自動車輸出大国から後退したデータを見ると、半導体業界の教訓を生かしていないでしょう。

日本の経済から政治、戦時中の軍事までの戦略が弱いことで、世界一になった分野がだんだん失われていることで、もう一度戦略の重要性を緊急課題として、日本の未来に関わる壁が存在します。
2024-02-12