陶氏診療院

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処方の時効
カテゴリー 陶氏療法
医者は患者さんに治療のために、処方をします。患者さんが処方を守れば、なんとなく助かることがあるでしょう。

処方と言ったら、処方は条件により、使用量や時間帯(時効)、回数などを明確に指示され、患者も迷いがないようにしてあります。

しかし、時には、時効がはっきりしないと、患者が迷います。時には反対の効果(副作用)になります。

病気の治療用の処方を語ると、きりがないけど、普段生活習慣に関係ある、迷いやすい「処方」を例にしましょう。

一つは「寝る前に水分を一杯摂ってください」の処方です。

水分は新陳代謝に欠かせないことです。しかし、水分も一日中の時間により、身体の代謝に合わせて、その働く性質が変わります。朝水分を取ることはお薦めします。昼も大丈夫です。

しかし、中国医学の教えは、夜5時過ぎると、環境の陰陽変化により、その時摂取した水分は栄養より極陰になり、毒に近いです。冷えるだけではなく、新陳代謝にも邪魔になり、循環の水より溜まり水になります。又は、摂取した水分は睡眠を邪魔して、夜中にトイレに行くと、睡眠の質が下がります。寝る前の一杯の水は、血液薄くするより、健康被害が大きいです。夜5時前、水分を十分摂取して、寝る前も排尿することを忘れないでください。良質の睡眠は健康の元です。

もう一つは「運動をしてください」の処方です。

運動と言ったら、散歩やジョギング等のイメージがあります。しかし、忙しい現代人は、医者の処方をこなすため、晩御飯終わって、寝る前にやっと時間を作り、「運動」します。しかし、結果はいかがですか?目的の体重、血圧下げるやコレステロールを下げることができますか?昼の運動より夜の運動はほぼ効果ないでしょう。

中国医学の教えは、朝から昼は、陽気の時間帯で、運動に向いています。しかし、夜になると、気候は陰になり、身体は収斂の時間で、内臓の修復に専念するはずが、無理な運動をするのは気血筋肉に走り、内臓の修復にも邪魔になります。夜の運動をすればするほど、不健康になります。できれば、夜、運動する人は、その時間を早く寝て、早く起きて、同じ運動をすると最高でしょう。

まだまだよく間違った「処方」の理解があるから、毎週の陶氏診療院の勉強会で、一つずつ確認しましょう。
2016-10-16