陶氏診療院

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怒ると「気」と春
カテゴリー 中国医学
怒ること、怒られること、人生の成長に付き物でしょう。

怒るを研究する中国医学では、その本質は「気」の世界です。五臓六腑から見ると、一番かかわるのは肝臓です。

肝臓の一つの特徴は情緒のコントロールすることです。肝機能が低下すると、情緒の乱れることで、怒りやすくなります。怒った時、正常な思考が停止し、良いアイデアやいい出口道は一つもないです。

怒った人、怒られた人、みんな肝臓に悪い影響で、さらに次に怒るのきっかけになります。

できれば「怒らない」でください。そのために、肝臓の養生をしっかりすれば、物質的な保障ができるでしょう。

春は肝臓の養生の最高の季節です。早寝早起きは肝臓のリズムを戻す近道です。そのため、春旬の食材を食べ、夜あまり食べないようにして、特にお酒は禁物です。

北海道の春はまだ二ヶ月を待ちます。北海道の山菜、特に行者ニンニクは肝臓の最強滋養食材です。ヨモギの新芽もお薦めします。中国の南地区では春(清明節)に「青団子」を食べる習慣があります。青色はヨモギの汁の色です。

長寿養生の第一は「怒らない」ことです。怒る=病気する、怒らないは病気にならないことをぜひ心にかけましょう。
2016-03-04