陶氏診療院

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立場による温度差
カテゴリー 生活の知恵
最近、60代の地元の女性患者さんが乳がんと診断され、抗がん剤治療を開始しました。しかし、治療開始前には、様々な努力をして心を整え、治療に臨みました。

毎日自分の乳がんの大きさをチェックしていましたが、何となくそれがかなり小さくなっていることに気づきました。しかし、治療前に先生に大きさをチェックしてほしいと言っても、無視されました。最初の抗がん剤治療の副作用を我慢して、2回目の治療に入院しました。治療を望まない患者さんと、治療を勧める医師との間には大きな温度差があります。

同様に、最近遠隔治療を受けている40代の女性患者さんの家族と遠隔治療の先生との対話にも温度差がありました。治療後には改善が見られますが、しばらくすると再び体調が悪化し、家族は不安や否定的な言葉を多く口にします。しかし、遠隔治療の先生は改善があったにも関わらず、家族が常に不安に反応することで、不信感や不満が受けました。

健康を目指す際には、すべての関係者がプラス思考であることが求められます。温度差の問題を解消するためには、上手なコミュニケーションが必要です。

60代の女性患者さんには、笑顔で先生との関係を築きながら、自分の主訴を主治医に繰り返し伝え、主治医は協力者としての立場を意識し、自分の希望を実現するよう努めます。

40代の女性患者さんの家族と遠隔治療の先生には、真実を辛抱強く伝え、時間をかけて繰り返し、双方に対してプラスの言葉を掛けます。

温度差の背後には、目的や希望のずれがあるかもしれませんが、治療の最善の目標として、一時的な妥協や強調は良い結果につながるでしょう。
2024-04-19