陶氏診療院

アクセスカウンター


▼中国医学バックナンバー
過去ブログはこちらから
食の加減
カテゴリー 中国医学
「食」は「人」に「良」と書かれ、人にとって良いものを食べることが食であり、「民以食為天」(人は食をもって天をなす)という諺通り、食は人にとって最も重要なものでしょう。

食の加減とは、必要な食事を摂取することと、必要のないときに断食することを指します。中国医学の古典である「黄帝内経」には、陰陽五行に基づく「食治・食養・食禁」という思想と論理が述べられ、「飲食有節」(適度な食事)は健康長寿の要素であり、「飲食不節」(不適切な飲食)は病気の原因であることが教えられています。

「飲食有節」の加減は時間と内容に分けられます。体内時計によれば、朝食の時間は胃が活動する時間帯であり、朝の7時から9時です。昼食は小腸が吸収を行う前の時間帯であり、午前11時から午後1時までです。朝食と昼食は、食の加減の「加」に該当します。「過午不食」の教訓は、夕食を抜くべきであることを示しています。午後1時から翌日朝7時までの18時間の空腹時間は、オートファジー(自食作用)が活動する時間であり、免疫修復や造血が行われる時間帯であり、食の加減の「減」に該当します。これは2016年のノーベル生理学・医学賞の受賞内容でもあります。

食事の内容は、陶氏療法の食の原則(http://www.tao-clinic.com/index.php)を参考にし、主食と副食を5:3の割合で摂取し、発芽発酵玄米を主食としてお勧めします。自分に合っているかどうかは、毎日の体温、体重、血圧、排便などで確認できます。

「飲食不節」には飢餓や過食、偏食、不規則な食事、不衛生な食事が含まれます。特に偏食は注意が必要です。「肥甘厚味」や「五味」、「寒熱」の偏食は、様々な生活習慣病や体質異常の原因となります。食の中庸を勧めます。「飲食不節」も食の加減の「減」に該当します。
2024-02-17