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端午節句と菖蒲と芳香漢方
カテゴリー 中国医学
中国四大伝統祝日の一つ端午節は中国で三連休(6/12-14)です。端午節(端陽節*、龍船節)は旧暦の五月五日、仲夏になり、龍への崇拝や屈原、伍子胥と曹操に対しての記念からくる中国の行事として、屋根に菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)をつるして、粽(ちまき)・柏餅を食べて、刻んでお酒に混ぜて飲んだりして、香袋を首に飾りして、巾着をつけたり、龍船競い、邪気をはらい、魔除けにしたりします。端午節は2009年10月30日にユネスコの世界非物質文化遺産に登録されました。
日本でも、端午節句その習慣が残り、菖蒲湯、柏餅、ちまき、タケノコを食べる等行います。しかし、旧暦の五月五日から、戦後から西暦の五月五日に移動して、子供の日として、男児のいる家では鯉幟(こいのぼり)を立て、甲冑(かっちゅう)や武者人形を飾って祝うようになりました。
菖蒲には「テルペン」という分類に属する多くの香り成分のほか、アサロンやオイゲノールといった精油成分が含まれています。これらの成分は血行促進、疲労回復に効果があります。また、お風呂に入れて菖蒲湯にすると、浴用の効果として血液循環促進、冷え性、肩こり、疲労痛に効能があるとされる、感染症の邪気を乗り切れる効果があります。ヨモギ、粽用の笹、柏など、芳香植物として、植物精油の応用は先人の知恵で、新型コロナウイルスのような流行にも応用できるでしょう。
芳香剤としての菖蒲は漢方薬です。《神農本草経》に上品として記入されました。サトイモ科、もしくはショウブ科に属する植物です。二種類があります。水菖蒲と石菖蒲(九節菖蒲)です。この根茎を乾燥させたものが「菖蒲根」という生薬です。より香りの強いものがよいとされ、漢方では健胃や鎮痛、鎮静に効果が期待されます。菖蒲はまた抗うつ、抗痴呆、抗老化等作用があり、近代の認知症予防治療にも期待します。
日本の菖蒲園にあるのは花菖蒲(唐菖蒲)と言う植物で、アヤメ科アヤメ属の多年草であり、葉は似ているから、当時漢方の菖蒲を見て、アヤメを間違え命名され、今まで使われていました。鑑賞として、とても優雅な姿で、詩人の作品に良く使われるでしょう。漢方にはならないです。
*5月は午の月にあたり,〈午〉が〈五〉に通じることや陽数の重なりを重んじたことなどから,5月5日をとくに〈重五〉〈重午〉〈端陽〉などと呼ぶ。
日本でも、端午節句その習慣が残り、菖蒲湯、柏餅、ちまき、タケノコを食べる等行います。しかし、旧暦の五月五日から、戦後から西暦の五月五日に移動して、子供の日として、男児のいる家では鯉幟(こいのぼり)を立て、甲冑(かっちゅう)や武者人形を飾って祝うようになりました。
菖蒲には「テルペン」という分類に属する多くの香り成分のほか、アサロンやオイゲノールといった精油成分が含まれています。これらの成分は血行促進、疲労回復に効果があります。また、お風呂に入れて菖蒲湯にすると、浴用の効果として血液循環促進、冷え性、肩こり、疲労痛に効能があるとされる、感染症の邪気を乗り切れる効果があります。ヨモギ、粽用の笹、柏など、芳香植物として、植物精油の応用は先人の知恵で、新型コロナウイルスのような流行にも応用できるでしょう。
芳香剤としての菖蒲は漢方薬です。《神農本草経》に上品として記入されました。サトイモ科、もしくはショウブ科に属する植物です。二種類があります。水菖蒲と石菖蒲(九節菖蒲)です。この根茎を乾燥させたものが「菖蒲根」という生薬です。より香りの強いものがよいとされ、漢方では健胃や鎮痛、鎮静に効果が期待されます。菖蒲はまた抗うつ、抗痴呆、抗老化等作用があり、近代の認知症予防治療にも期待します。
日本の菖蒲園にあるのは花菖蒲(唐菖蒲)と言う植物で、アヤメ科アヤメ属の多年草であり、葉は似ているから、当時漢方の菖蒲を見て、アヤメを間違え命名され、今まで使われていました。鑑賞として、とても優雅な姿で、詩人の作品に良く使われるでしょう。漢方にはならないです。
*5月は午の月にあたり,〈午〉が〈五〉に通じることや陽数の重なりを重んじたことなどから,5月5日をとくに〈重五〉〈重午〉〈端陽〉などと呼ぶ。
2021-06-15