陶氏診療院

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春分休日の北大散歩
2023年3月21日、春分祭日、両親と一緒に北海道大学を散歩して、北大の総合博物館を見学して、温かい春を身体から頭まで受けて、楽しい一日を過ごしました。

快晴の終日、昼14度もあり、とても暖かく感じました。三年振りに来日した両親と、ゆっくり散歩ができ、特に北大の総合博物館を見て、父はとても感心して、沢山の質問と感想も語りました。

私が四年間通った北大、卒業したのは平成10年、25年前のことで、懐かしいのは当たり前、両親も自分の息子が通う学校を散歩して、特別な感想もあり、いろいろな話が広がりました。

北海道大学総合博物館館内ミュージアムカフェぽらすで、昼ご飯をゆっくり食べながら、教員出身の母は、日本の公共施設のサービスの良さに感心して、周りの親子連れの多さにも、教育に熱心する日本人を絶賛しました。

北海道大学のルーツである札幌農学校は, 民主教育の源流に位置づけられています。 新渡戸稲造,内村鑑三ら札幌農学校出身者 の教えを受けた東大総長矢内原忠雄は,1952年に以下の ようなことを述べています。「明治の初年において日本の大学教育に二つの大きな中心があって、 一つは東京大学で、一つは札幌農学校でありました。 この二つの学校が、日本の教育における国家主義と民主主義という二大思想の源流を作ったものである。(中略)札幌から発した所の、 人間を造るというリベラルな教育が主流となることが出来ず, 東京大学に発したところの国家主義, 国体論、皇室中心主義、そう言うものが, 日本の教育の支配的な指導理念を形成した。その極、ついに太平洋戦争をひき起こし、敗戦後、日本の教育を作りなおすという段階に, 今なっておるのであります。」(右は総合博物館における北大リベラリズムの展示説明)

東大ではなく、民主教育の北大で卒業したことは良かったです。
2023-03-22