陶氏診療院

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病原菌感染を防ぐ四つの堤防
人間の身体には、病原菌を防ぐ四つの堤防があります。表面から中まで、皮膚・粘膜・体液/血液・細胞の四つです。それぞれの特徴のキーワードがあり、上手く理解すると、感染症の予防や発症を防ぐことに役立ちます。

皮膚:一番外環境と接触する場所です。皮膚の健康は内臓に一番影響する肺と大腸です。肺と大腸の異常は、まず皮膚に表します。そのため、健康な皮膚を保つ為、肺と大腸の健康を工夫してください。秋は乾燥する時期、秋になると、肺と大腸の要ケアの季節です。水分と保水成分が多い食材が一番お勧めします。粘りがあり、白い食材は最も肺と大腸にいいです。秋の大根、長芋、白いクラゲ、レンコン、ユリ根、白菜、白い豆、梨、ジャガイモ、キノコなど、美味しい秋が肺と大腸も喜ぶでしょう。

粘膜:皮膚より身体の中に多いです。皮膚より弱いため、しなやかさが皮膚を超えるでしょう。皮膚より弾力があり、その弾力と粘膜表面の常在菌が、健康のキーワードです。皮膚より、乾燥に弱いから、水分の補給がとても重要です。身体の炎症も、皮膚より、粘膜に先に表しやすいです。身体の酸化を防ぐため、食事と禁煙禁酒もとても大事です。粘膜を補強する栄養はビタミンA、水分、良質な油脂など、人参、カボチャ、ブロッコリー、納豆、サトイモ、なめこ、玉ねぎ、ゴボウ、セロリ、ゴマ、ピーナツなど、意識的に摂取した方がいいでしょう。

体液/血液:身体が病原菌に対応する免疫力の武器は抗体です。過去経験した病原菌に記憶があり、抗体を用意しており、病原菌が二度目に来る時、病原菌が増えないため、抗体を病原因(抗原)と結合し、体外に排泄が中和して、病原菌の毒を出せないです。皮膚や粘膜を突破した病原菌を防ぐの第三の堤防です。抗体はタンパク質です。良質のたんぱく質の摂取を心がけてほしいです。動物性たんぱく質より植物性の大豆を勧めます。枝豆から、豆腐まで、日々取り入れたらいいでしょう。

細胞:各臓器の細胞から、細胞免疫力を発揮する白血球、リンパ球、マイクロファージなど、上記の食材のほかに、発酵食品、発芽発酵玄米、味噌汁、クルミ、栗、リンゴ、柿、海藻類、牡蛎、新鮮な魚介類など、体温を上げ、免疫細胞の働きやすい環境づくりが大事です。

以上の四つの免疫堤防を正常に発揮するため、毎日の正しい生活リズム、早寝早起き、しっかり骨休みをして、正常な造血により、免疫細胞を作ります。規則正しい食生活、できれば過午不食(13時以降食べない)して、午後1時から、翌日朝7時まで、空腹時間を作り、オートファジーを活性化して、免疫力を向上します。さらに旬の物を食べ、加工食品や乳製品を避け、身体の酸化を最低限に抑えれば、普段の感染病原菌に楽々勝つでしょう。新型コロナウイルスの感染期間、しっかり実践して、上手く乗り越えましょう。
2021-09-16