陶氏診療院

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漢方の立体思考
漢方処方(中国医学)の「君臣佐使」*の原則は、国づくりの発想で、一つの処方を作り上げます。

身体のことは、様々な条件で、新陳代謝の間で、異常が出ます。それは国が発展する時に出る事と同じでしょう。そのため、身体を治すため、国づくりと同じ仕組みで、処方をすることも、当然でしょう。漢方のその立体的な思考は、レベルの高さを表します。

9月15日、入門コース単位二に、漢方精油処方の原則を紹介して、漢方精油の内容と臨床検証も説明し、最後に精油使用法を指導しました。漢方精油で対症しながら、体質改善が実現でき、一石二鳥の効用は、体験しながら理解できる世界です。中国医学の勉強は奥が深いで、楽しいです。

*君:主な病気(証)に対して、治療する役割を持つ。臣:君薬を補佐して、治療効果を高めるほか、併発病(併せ持つ証)に対して、主要な治療役割をもつ。佐:君臣薬を補佐し、治療効果を高めたり、君臣薬の毒性を弱める役割や、君臣薬の性味と反対のものを用いることで、病気などの薬物拒否をなくすもの等がある。使:各薬物の調和作用や、経絡に導き、病気の部位へ行き渡らせる。
2020-09-16