2025-12-22
勉強になる学会
2025-12-21
腸内細菌に関する新たな知見
2025-12-20
大忘年会(望念会)
2025-12-19
健康の実感
2025-12-18
100回施療記念(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)
2025-12-17
中年女性にとっての朗報(老化?)
2025-12-16
生命とエネルギー
2025-12-15
次元と共鳴
2025-12-14
我が家とFFCパイロゲン
2025-12-13
地震と準備
2025-12-12
命と気持ち(骨軟部腫瘍(肉腫))
2025-12-11
中国医学と哲学②
2025-12-10
中国医学と哲学①
2025-12-09
病気と元気 ― 同じ「気」から生まれるもの
2025-12-08
開拓と継承
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勉強になる学会
12月20~21日、岡山で開催された第29回日本統合医療学会学術大会に参加しました。最新の知見や統合医療の新たな動向に触れるとともに、日本において統合医療に熱心に取り組む先生方の考え方や、現状の課題も見えてきました。
統合医療は、西洋医学中心の「治療医学」だけでは十分に患者を支えきれないと感じた医師たちによって発展してきた分野です。治療よりも予防や健康づくりを重視する先生方も多く見られました。一方で、日本の医療制度という枠組みの中で、患者のために工夫を重ねながらも、大きな変革には至らず、毎年同じ顔ぶれが集う学会でもあると感じました。また、先月参加した未病学会で親しくなった先生方とも再会でき、交流を深めることができました。
初日は実践コーナーに参加し、ヨガの実践を体験しました。インド医学におけるヨガは、中国医学の考え方と非常に近く、動きと呼吸法を通じて身体を整えるのが特徴です。椅子に座ったままできるいくつかの動作と発声により、肩こりや肩甲骨周囲の緊張が明らかに緩和されました。午後には木村慧心先生のヨガ教育セミナーにも参加し、インドにおけるヨガ学問の最新事情を学びました。本来、健康のために行われるべきヨガが、アメリカでは「美しい姿勢」や外見重視の方向に偏り、結果として運動障害を引き起こす例もあるとのことで、非常に示唆に富む内容でした。今後はヨガを科学として体系化し、正式な教育として普及させていくことの重要性が強調されていました。
その後、「癒しの統合医療ワークショップ」に参加しました。音楽の宅急便、臨床美術(脳が喜ぶ・心が笑う)、アピアランスケア(色素形成)、医療アートメイク(刺青技術の医療応用:眉・乳輪乳頭など)、アロマセラピー、よもぎ蒸しまで、多彩な癒しの医療が紹介されました。初めて耳にするものも多く、とても新鮮でした。最後に、地域振興と障害児の活躍をテーマにした映画「美作の国映画プロジェクト」を鑑賞し、統合医療が芸術分野にまで広がっている点に強い興味を覚えました。
二日目のテーマは「未病を制する:統合医療の知と技」。金城実先生による、箸を置いて行う万歳ストレッチや腕振り体操は、簡単でありながら実践的で印象に残りました。途中、各支部からの推薦演題を聴講し、北海道支部の西谷雅史先生は「北海道・統合医療地域包括ケアモデルの構築」を紹介されました。その中で、2019年9月11日に私が行った中医学概論の講演実績にも触れられ、街づくり勉強会や「いびきの丘プロジェクト」、江別の廃校を活用した実践事例について語られました。
ランチセミナーでは睡眠を整える重要性について学び、午後には私自身の発表**「黄帝内経『治未病』理論による膵管腺癌施療一例報告」**を行いました。多くの先生方から好評をいただき、非常に充実した学術大会となりました。
統合医療は、西洋医学中心の「治療医学」だけでは十分に患者を支えきれないと感じた医師たちによって発展してきた分野です。治療よりも予防や健康づくりを重視する先生方も多く見られました。一方で、日本の医療制度という枠組みの中で、患者のために工夫を重ねながらも、大きな変革には至らず、毎年同じ顔ぶれが集う学会でもあると感じました。また、先月参加した未病学会で親しくなった先生方とも再会でき、交流を深めることができました。
初日は実践コーナーに参加し、ヨガの実践を体験しました。インド医学におけるヨガは、中国医学の考え方と非常に近く、動きと呼吸法を通じて身体を整えるのが特徴です。椅子に座ったままできるいくつかの動作と発声により、肩こりや肩甲骨周囲の緊張が明らかに緩和されました。午後には木村慧心先生のヨガ教育セミナーにも参加し、インドにおけるヨガ学問の最新事情を学びました。本来、健康のために行われるべきヨガが、アメリカでは「美しい姿勢」や外見重視の方向に偏り、結果として運動障害を引き起こす例もあるとのことで、非常に示唆に富む内容でした。今後はヨガを科学として体系化し、正式な教育として普及させていくことの重要性が強調されていました。
その後、「癒しの統合医療ワークショップ」に参加しました。音楽の宅急便、臨床美術(脳が喜ぶ・心が笑う)、アピアランスケア(色素形成)、医療アートメイク(刺青技術の医療応用:眉・乳輪乳頭など)、アロマセラピー、よもぎ蒸しまで、多彩な癒しの医療が紹介されました。初めて耳にするものも多く、とても新鮮でした。最後に、地域振興と障害児の活躍をテーマにした映画「美作の国映画プロジェクト」を鑑賞し、統合医療が芸術分野にまで広がっている点に強い興味を覚えました。
二日目のテーマは「未病を制する:統合医療の知と技」。金城実先生による、箸を置いて行う万歳ストレッチや腕振り体操は、簡単でありながら実践的で印象に残りました。途中、各支部からの推薦演題を聴講し、北海道支部の西谷雅史先生は「北海道・統合医療地域包括ケアモデルの構築」を紹介されました。その中で、2019年9月11日に私が行った中医学概論の講演実績にも触れられ、街づくり勉強会や「いびきの丘プロジェクト」、江別の廃校を活用した実践事例について語られました。
ランチセミナーでは睡眠を整える重要性について学び、午後には私自身の発表**「黄帝内経『治未病』理論による膵管腺癌施療一例報告」**を行いました。多くの先生方から好評をいただき、非常に充実した学術大会となりました。
2025-12-22



