陶氏診療院

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過去は変えられるのでしょうか
かつて「タイムカプセル」が流行した時代がありました。数十年後、それを掘り出し、当時の手紙や写真を手にして、過去を振り返り、懐かしさを味わいながら、現在との違いを比較し、一つの思い出を共有する――そのような経験です。

新年には、多くの人が祈りを捧げます。近い未来、そして将来がより良いものになるようにと願い、未来は変えられると信じています。では、過去は変えることができるのでしょうか。

タイムカプセルは、過去を思い出させてはくれますが、過去そのものを変えることはできません。
時間は光のように一方向へ流れ、光より速く進むことが不可能であるように、人生を逆戻りすることもできない――これは自然の法則です。

この法則を理解すると、一つの事実が見えてきます。過去の良い行いは、今の素晴らしい人生を形づくり、過去の誤った生活や選択は、やがて病気という形で現れます。

病気とは、過去の誤りに対して与えられた「名前」にすぎません。その記録を消すことはできず、いわゆる「完全に元に戻す」という意味での「治す」ことは、本当の意味では不可能なのです。

では、病気は治せないのでしょうか。答えは、「病気を作らない方向へ切り替えることはできる」です。

未来の病気を作らない。その結果として、未来は変えられる。これこそが、中国医学における「治未病」という思想の根源です。

人類は、学びと経験を積み重ねながら、進化を続けてきました。健康長寿の事例や方法は、世界各地に数多く存在し、特別な人だけのものではありません。誰もが学び、実践すれば到達できる世界です。

ぜひ、体系化された中国医学の健康理念に従い、まずはお金のかからない良い習慣を身につけましょう。

早寝、過午不食、そして「意識を向けること」。これらは、今この瞬間からでも始められます。

過去は変えられない。だからこそ、未来を変えましょう。今の方向が正しければ続け、足りないと感じたら修正しながら進めばよいのです。

未来は、常に「今」から作られます。
2026-01-16