陶氏診療院

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東洋と西洋医学の認識レベル
カテゴリー 中国医学
宇宙は無から有、有から無の大循環です。生命誕生した地球にも、生命の無から有の認識で、東洋と西洋医学の認識レベルが違いました。

西洋医学が誕生する前、東洋医学(主中国医学)は、生命は無から有の認識で、病気の発生も無から有です。そのために、病気の予防や治療も、無から有の予防治療法でした。一番有名な言葉は「治未病」でした。未病は未来の病気で、今は無の状態ですけど、健康の概念、生活習慣、食習慣などの落とし穴を治せないと、未来の病気は「有」の形であらわすでしょう。東洋医学の考えは、物事の発生順番から、「ゼロ」から治していきます。

西洋医学の歴史は、戦争や工業革命により、顕微鏡やレントゲンなど、目で見えない世界が、器械で利用して見えるようになり、さらに、細菌などの病原菌の発見により、体外で抗生剤などを確認してから、戦争中大量発生した戦傷の救助により、大きく発展して来ました。西洋医学は目で見えるの身体の臓器から、のち顕微鏡で見える臓器を構造する細胞診、さらに検査により細胞を左右する分子、遺伝子などの異常で、診断と治療が成り立ちます。治療の世界には、一理が役に立ちました。それを恩恵を貰う人々もたくさんいました。

問題は、遺伝子や分子までたどり着いた西洋医学では、それ以上の世界は、原子や電子などの見えない世界で、なかなか生命への認識が深く理解ができないです。検査データが同じ人でも、走れない人と標高8848メートルのエベレストを登頂できる人の差が説明できないです。生命のエネルギーは西洋の物質の検査だけでは、表せないことです。

東洋医学、中国医学では、その生命エネルギーの事を陰陽で表現し、西洋医学の検査で分かることは、中国医学の陰の部分だけです。陽のエネルギーの部分は、西洋医学では分からないです。しかし、その生命エネルギーの根底は分子より小さいな原子や電子など量子の世界で、波動や光、熱や振動、電や磁などを表し、東洋医学では「気」と言う、病は気から、それを読み、判断、調整と治療に生かし、生命を根本的に正常態に戻り、健康に保ちます。東洋医学の認識レベルは、見えない世界までたどり着いたから、西洋医学ではそれを認識するのは、まだまだ発展の道のりが長いでしょう。
2022-05-05