陶氏診療院

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医院と病院
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語源:元々「病院」という言葉は、明治期以降「負傷者や病人の収容施設」という意味合いで「hospital」ホスピタルという言葉の訳語として誕生したというのが一般的に言われている。「医院」という名称は「医を司る所」という意味で、その名の通り「医療を提供する施設」という意味を持ち、古くから存在していたといわれている。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

「hospital」は日本で病院を訳して、中国語は医院と訳しました。「hospital」についての理解が違うでしょう。しかし、語源の通り、日本の病院と中国の医院の診療は違うところがありました。

「負傷者や病人の収容施設」の日本の病院は、病気を主体に対応して、先生たちは匠の技を競う、よりよい医療技術で、「負傷者や病人」への治療を与えます。

中国の医院は、「負傷者や病人の収容施設」のほかに、健康の市民にも、予防科があるところもあり、周囲の学校や工場の市民の健康にも貢献します。

「負傷者や病人の収容施設」の「hospital」は西洋医学の産物で、ある時期の一定の役割がありました。

中国医学の理念は、健康を主体になり、「負傷者や病人」はわずかの一部で、主体にはなっていないです。そのため、大衆への健康理念普及するのは重要です。医食同源(衣食同源)もその意味で表す言葉です。普段の食事や生活習慣を中心とする指導は、全国民を健康維持する考えで、社会の医療負担も自然に減るでしょう。
これからの少子化と老人社会、健康を維持できれば、問題にもならないでしょう。病気だけ対応する病院から、健康に貢献する医院になってほしいです。
2019-04-21