陶氏診療院

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天皇の御祭服(おんさいふく)
カテゴリー 日本
1月15日平成二十九年小林豊子きもの学院新年交礼会にて、宮島健吉理事長の解説で、天皇の六種類の御服中に最も一位になる御祭服を紹介しました。帯は白い四角玉石から装飾され、めったに見れない御祭服に光栄です。

いつもの日本文化勉強する新年会に、今年初めて生演奏の中で、新創作きつけ舞も披露され、王朝の舞も鑑賞して、着物の美しさに感激しました。

日本文化の象徴着物は今の日本では遠ざかっていく傾向で、浴衣も着れない若者が多くなりました。温泉ホテルにしっかり着付けした若い男女を聞いたら、台湾から来ました。売り場で浴衣を乱れて着ている日本の若ものを見て、池田学長が思わず着付け教室を温泉ホテルで開きました。

形から中身までの日本文化、失わないように小林豊子きもの学院も学校出張教室で普及努力をしております。

日本人より外国人が日本文化に興味があることは本末転倒で、なにか教育の問題あ るかもしれないです。

* 御祭服は天皇の召される御神事用の御服中、最も清浄且神聖な御服装で、純白生織りのままの絹地で製作される。

これは御一代一度の大嘗祭の場合、悠紀、主基両殿の儀および年中恒例の祭祀中にて最も重い儀式である新嘗祭の時のみ用いられる。

御冠は (さく)の御冠で、白平絹にて、巾子に纓を結びつけている。また御袍は御斎衣といわれ、普通の仕立と異り雨覆(あまおおい)という裂が襴の上にあり、襴は入襴になっていて「ありさき」はない。これは法衣の素絹によく似た形式のもので、その差は円領と垂領のちがいがあるだけである。

この形式は即ち、平安初期の袍の形式を多分に残しているものとされ、この御斎衣が淳和天皇の践祚(せんそ)の御時[823]より始まるといわれていることに依りても証される。
2017-01-17