陶氏診療院

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黄帝内経の健康理念と食養生法指導による癌患者回復二例報告
カテゴリー 論文発表
陶氏診療院院長・医学博士 陶恵栄 副院長 沈 怡

背景と目的

増加する癌患者は生活の質(QOL)を向上することを求められる。中国医学古典医書「黄帝内経」の健康理念と食養生法指導を応用することで、癌患者再発と転移術後の二例患者を指導し、結果の分析により癌患者のQOL問題を解決するヒントを探りたい。

方法

黄帝内経の健康作る理念による陶氏療法(四調)食養生法

調心:患者の病歴と性格分析により早寝早起き生活習慣改善指導;
調気:漢方精油かっさ週一回実施;
調血:主食を発芽発酵玄米に直し、晩御飯抜き、玄米酵素に切り替え、FFCパイロゲン抗酸化飲料を毎日900ml飲用;
調水:電解還元水を毎日2000ml以上飲用;
免疫力強化:TF (転移因子)PLUS経口投入。
体重、血圧、体脂肪、内臓脂肪など項目のチェック。

病例1
H.Y. 男性、69歳。2014年狭心症で手術、2016年4月大腸がん手術した後、抗がん剤治療中、肝臓癌転移、2017年2月肝臓転移癌の摘出手術した。抗がん剤を拒否し、2月25日に診療開始。一週間後、起床直後に排便ができ、心理指導で家族関係を改善、四か月後、検査はすべて正常値にもどった。夫婦の新幹線旅行が出来、去年家族9人のフィリピンセブ島、今年は沖縄石垣島旅行した。

病例2
F.M. 女性、67歳。B型肝炎ウイルスキャリア、2008年肝臓がん診断され、ラジオ波焼灼療法で腫瘍消えた。2012年7月定期検査で、肝臓がんが再発した、診療開始。初回施療後持病のかかとの痛みが消え、首のイボも消え、三か月後予定のラジオ波治療の入院検査で、再発した肝臓がんが消失したことが認められ、退院した。その後の定期検査実施、六年経過し、肝臓がん再発は認められていない。

考察

二人癌患者が、西洋医学のみ癌の進展を抑えられないから、癌に対しての恐怖心が強い。中国医学治未病の指導と健康作りのことを理解して、体質改善四か月努力後癌が消え、今でも再発なし、QOLが向上した。
2018-10-14