陶氏診療院には、数年前から、若い夫婦が不妊治療を受け、今では三歳の子供がいます。毎回の治療の際、その子供は自称「びっくりパーティー」と称して、診療院内を元気に駆け回りながら遊んでいます。その子供の元気な姿に感心し、家庭の活力が伝わってきます。その結果、お父さんの会社の売り上げも連続して数か月間上昇しています。

社会的に見て、家庭の活気は会社や社会全体の活気に繋がります。子供たちは皆の活力の源であり、子供たちが減少すれば、将来に深刻な影響を及ぼすでしょう。

しかし、日本を含むアジアの諸国では、出生率の低下が見られます。これには結婚率の低下などが影響しています。更にその背景には、健康的な食事や社会制度の不足などがあります。食料を生産する農家さん達さえも、健康的な農産物を作ることが困難になっています。その原因の一端は経済的な要因にあると言えるでしょう。農家さん達はお金を稼ぐために、自らの食料と売る農産物を別々に生産し、畜産も同様に自家消費と売り物を分けています。これにより、自然な農業から離れてしまい、工業化された農業に移行し、農薬や化学肥料を使用することが一般的になっています。このような状況が、健康を損ない、子供の健康や活力を奪ってしまい、少子化問題は単純なお金で解決できない深刻な問題となっています。

このような国の問題は、個々人では簡単には解決できません。個々人が自らの健康と幸福を追求し、子供たちにその姿を示し、家族の絆を強めるために食事や生活習慣を見直すことが必要です。自分自身が家族の中で健康で長生きすることを目指し、実践することが重要です。子供たちの元気を見ながら、社会の課題に目を向け、少子化や社会の未来に危機感を持つべきです。現在の健康法を周囲に広め、健康な生活の輪を広げていくことが重要です。