陶氏診療院

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割れやすい社会の原因
二年前、アメリカの大統領選挙で、アメリカはトランプ派と反トランプ派に国の考えは真二つに割れてしまいました。

新型コロナウイルスの感染症の対応で、予防するためのワクチン派と反ワクチン派にも割れていました。
今度、新型コロナウイルスが変異して、下気道感染症から上気道感染症(インフルエンザ)に変わっても、厳しい対策と、ゆるい対策(ヨーロッパなど)に割れていました。

なぜ、現代社会の人々は、そんなに出来事で意見が割れやすいのですか?考えてみると、西洋文化の白黒対立するの思想観の影響ではないでしょうか。

物質の世界では、あるとない、白黒に分けやすいけど、宇宙や生命の世界では、無から有まで、単にあるないだけで理解するのは、物足りないでしょう。

中国医学の病気の原因分類は、内因と外因のほかに、不内外因の分類があり、体質分類も、陰性タイプと陽性タイプのほかに、陰陽調和タイプもあります。二元論より、三元論が多いから、認識の視野は両面より一つ増えて、高い次元でもう一つ物が見えてきました。

そのために、中国医学の治療は、病気の治療より、病気になる前や、これからの病気(未病)にも治療をします。治未病の発想は、中国医学の高次元な考え方の代表でしょう。高い次元を観察すると、物事を真二つ割れる必要がないです。

ワクチンについても、効く病気には、積極的にワクチンを勧め、効かない病気(呼吸系感染症)はリスクを考えながら、利用すればいいです。

これからは、真二つ割れる世界に惑わされないように、中国医学の思想を勉強しませんか?
2022-01-23