陶氏診療院

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世界自然遺産と人の思い
カテゴリー 日本
6/7第70回日本ユネスコ運動全国大会in知床のなか、知床世界自然遺産登録のエピソードを話してくれたのは元斜里町長・知床自然大学院大学設立財団評議員、午来昌さんでした。

1993年12月屋久島と白神山地が日本で初めて世界自然遺産として登録された時、斜里町長である午来さんと羅臼町長がなぜ「知床」ではないのかと思って、北海道や国に疑問を投げました。「知床」を世界自然遺産にする発想がない道や国の役員からの冷たい返事に負けないで、地道の努力を続け、その努力に「追い風」が来て、国も道も協力者が現れ、9年前2005年7月知床が世界自然遺産に登録されました。

今は皆さんが当然と思う「知床を世界自然遺産に登録」のことが、元斜里町長、午来さんの思いと努力が無ければ、結果が違ったでしょう。

「知床は未来に何を示し、何を残せるか」の大会提言で、午来さんが若者を取り寄せること、知床の自然を学問にして、知床自然大学院大学設立を未来に役に立つと語り続けました。

一人の思いから、世界自然遺産登録まで、その凄さが夢ではなく、現実になって、説得力がありました。今度の知床自然大学院大学も期待して、人類の共通遺産を残し、守り、平和な世界になって欲しいです。
2014-06-13