陶氏診療院

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黄帝内経の健康理念と処方による皮角と舌下腫瘍治癒の一例(2020年11月8日IMJ北海道支部学術大会一般演題発表)
カテゴリー 論文発表
陶氏診療院院長・医学博士 陶恵栄 副院長 沈 怡

背景

皮角は頭部・顔面などの皮膚にできる角質の突起物で、突起の高さは基底部の直径より大きい。いぼとも言う。中高年男性に多発する。癌および癌前駆症として、一般には外科的切除をするが、中国医学の古典医書「黄帝内経」の健康理念治未病を応用することで、外科手術なしで処置した一例を紹介する。

方法

陶氏療法(陶氏陰陽バランス健康法):中国古典医書「黄帝内経」の中国医学治未病理論に基づいて、陰陽の三要素、氣・血・水のバランスを戻し、調氣・調血・調水・調心の四調法で、無薬で患者を指導する医学博士陶恵栄が創始した健康法。

調心 病気の原因、自分の性格を分析し、自分で治す自信になる
調気 漢方精油使用カッサ療法週一回、漢方薫蒸実施、夜7時就寝を目指す、水素ガス吸引30min二回、DENBA Health就寝時使用
調血 発芽発酵玄米ご飯、玄米酵素、FFCパイロゲンなど健康食をする
調水 還元水飲用、禁煙禁酒

陶氏療法により、病気を作る生活から「過午不食・早寝早起き・主食を正す」など健康を作る生活に切り替える指導、施療の度に体重、筋肉量、代謝率、血圧、体脂肪、内臓脂肪などの項目のチェック。

病例

H.T. 男性・57歳。右頬皮膚に直径3mmのホクロ、2019年9月から少しずつ突起し、10月から、小さいホクロから、ホクロ表面に10か所の突起が勢いよく、皮角に成長し、基底部直径も8mmになった。エネルギー診断の結果、体内NK細胞機能半減、がんの幹細胞テロメアとテロメラーゼが高い。破壁霊芝胞子粉を毎日2gずつ二回飲み、陶氏療法の早寝早起き、過午不食などを徹底的に実施する。11月なると、突起の数は20個超え、高さも基底部8mm超え、12月なると、高さは15mm超え、同時に、右舌下も4×4×8の突起が出た。2020年1月なると、皮角の高さが18mm超え、先端中央割れ、基底部炎症と出血がある。1月11日から、皮角先端が少し黒くなり、成長の勢いが止まった。消毒した裁縫糸で基底部を結紮始まり、基底部が太いから、一日朝晩二回結紮する。16日から、皮角は血流が減るため、先端が黒くなり、固くなった。基底部の毎日の結紮により、半分細くなった。結紮十日目夜お風呂後、結紮時、皮角は基底部から皮膚から離れ、自然に取れた。残された皮膚の創面に、FFCパイロゲン湿布をした。翌日創面にかさぶたなしで癒着、同時に、舌下の突起も小さくなった。2月になると、皮角が出た患部は、赤いシミだけが残り、一年後、舌下の突起もなくなり、皮角が出た患部は痕も見えないほど完治した。

考察

悪性度高い皮角、外科手術しないまま、体質改善と漢方破壁霊芝胞子粉を飲み、最後に結紮により、四か月で皮角が完治した。一年後、皮角の傷痕もないほど、治った。黄帝内経治未病健康理念と食養生法指導により、四か月持続して、免疫力を向上し、細胞の修復力も強化され、がん細胞の成長の勢いを落とし、正常な新陳代謝に戻った。メインの皮角が消えると同時に、舌下の突起も消えるほど、舌下の突起と皮角の関連性が示唆された。
2020-11-08