陶氏診療院

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西洋医学と教条主義
カテゴリー 生活の知恵
西洋医学と教条主義西洋医学で教育された現代人、健康について、何でも標準と正常値を物差しに語ります。臨床をしている間、教科書で教えてきた標準や正常値に、なかなか合わない事例に多く出会い、だんだん疑問が生まれました。

正常や健康の基準は何ですか?長寿の基本は何ですか?西洋医学では、はっきり答えたようするけど、正しく答えたかどうかはまだ謎です。そして、時々長寿者のインタビューの一言で、長寿の理由になり、時には「不食」者が出れば、西洋医学の新陳代謝を語る生理学は解釈できなくなり、とても不思議です。特別の事例が西洋医学の統計学の正しさに挑戦しています。

西洋医学ではまだ歴史が浅いから、きっと訂正や直すことがたくさんあります。決まった統計で定めた正常値は、「教条主義」のように、臨床の診療、身体の自然治癒力の発揮を妨害して、正しい健康維持に邪魔しています。

4000年以上の歴史がある中国医学の人体正常や健康の定義は、具体的な数字ではなく、言葉で表します。健康は「陰陽のバランス取る事」(陰陽平衡)です。具体的な数字は、人の成長、男女、体調、生活環境により、一定の数字に定まらないです。その方が合理的で、応用しやすいでしょう。

簡単な血圧の例で見てみましょう。

高血圧は日本高血圧学会にて基準が示されているが、低血圧には基準が存在しない。おもに収縮期血圧(非専門用語で主に血圧の「上」と呼ばれる数値)で80mmHgを下回ると次のような症状が強く出やすい。

世界保健機関(WHO)は世界共通の基準として、収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧と定義している。(Wikipediaより)

私の普段の血圧は88/56mmHgです。学生時代から今まで、あまり変わっていないです。普段は何も低血圧により症状が出ていないです。呼吸を整え、さらに血圧のコントロールして、80/50mmHgまで下がることができます。

西洋医学の基準では、低血圧の診断をされ、もしかしたら要治療になります。しかし、誰が見ても、私は低血圧の治療の必要性がないでしょう。

高血圧の問題はさらに多いでしょう。一般的な人の基準を個人的に応用する時は、私の臨床の経験でとても慎重で判断が必要です。臨床の時、西洋医学の教条主義的なことを注意しながら、正しい健康指導は必要でしょう。
2017-04-07