陶氏診療院

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労使トラブル実際の事例から
カテゴリー 日本
10月17日北海道中小企業同友会北地区会経営問題研究会の10月例会で、社会保険労務士・行政書士両瀬事務所の両瀬康輝先生から話題を提供して頂き、「労使トラブル実際の事例から:解雇・未払い残業代など」を語りました。

55歳の両瀬先生は40歳までサラリーマンとして会社務め、H14年から独立開業して、三年前自宅から今の事務所に移りました。専門以外には、当別おじさんバンドなど楽器の演奏も地域に活躍しておられます。

両瀬先生の話によると、労使トラブルの解決手段は①当事者同士の話し合い;②あっせん(労働局、監督署);③労働審判;④裁判です。四つの事例を通して、経営者守る立場からの助言は、まず「解雇」の言葉は使わないこと、やむを得ない時に当事者に十分説明して、最後に使う方がいいです。感情的になると、経営者には不利です。

四つの事例の中、三例は解雇からの問題です。いくら経営者の問題がないと言って、解雇されたもと従業 員は、異 議があれば、最後にほぼ経営者からお金で解決になります。事例二の場合、裁判まで全面勝訴なのに、請求された慰謝料・未払い残業代の1000万円が払えなくてもいいけど、しかし、1000万円払わなくてもいいのことで、会社側の弁護士に1000万円の金額の成功報酬約200-300万円を支払います。

最も理不尽なのは解雇した元従業員は第三者から助言をもらい、解雇後からいろいろな請求が来ることです。現段階では、経営者を守るのは経営者損害保険のみ見たいです。

六人の参加者がそれぞれの自社問題を交流して、事前労使トラブル防止の勉強になりました。

来月の例会は上半期のまとめと懇親交流会で、11月22日(火曜日)18:00から、ジャスマックプラザで温泉付きの交流会を用意しております。参加無料で、会員皆さんの参加をお待ちしております。
2016-10-18