陶氏診療院

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満開のシャクナゲは何を語りましたか?
カテゴリー 生活の知恵
毎年4月、赤塚会社研修行く時、最も楽しみするのは満開のシャクナゲの花見でした。たくさんの写真を撮り、帰宅して、いろいろな編集して、その美しいシャクナゲから、エネルギーをいただきました。

世界一のシャクナゲ植物園になりつつある赤塚シャクナゲガーデン、年々新しい開発した新種のシャクナゲが増えて、現在110品種以上、約2000本ものシャクナゲの花が観賞でき、花を好きな人から見ると、何とも言えない幸せに感じます。

シャクナゲの野生種は世界に約1000種が自生し、ほとんどが標高1000mから4000mの高地に分布しています。園芸植物としては、19世紀から20世紀の初めにかけて、英国が世界中から原種を集め、盛んに交配育種を行い新しい品種を作出しました。その後、米国西海岸のワシントン州、オレゴン州でも品種改良がなされ、たくさんの新品種が発表されています。一方、日本でも暑さに強いシャクナゲをつくろうといろいろ交配が試みられ、耐暑性の品種がたくさん生まれています。

赤塚植物園では、1972年より米国から交配シャクナゲ(通称・西洋シャクナゲ)の苗木をたくさん輸入し、三重県を中心にシャクナゲの産地を形成してきました。その後も、世界中から優良な品種を集め、日本の気候に適した丈夫なシャクナゲの作出を夢見て、自社で交配育種を進めてきました。

また、1986年にはシャクナゲの組織培養による大量苗生産に成功し、現在では世界の名花やオリジナル品種を組織培養でたくさん生産しています。

組織培養苗は挿し木苗や接ぎ木苗と区別するため「Rhodieローディー」と名づけ商標を登録しました。その中でも特に丈夫で暑さに強い品種を「スーパーローディー」と呼んでいます。シャクナゲは暑さに弱い趣味花向けの植物から、家庭の庭や公園でも育つ花の美しい高級花木に変わりつつあります。(赤塚植物園紹介チラシより)

日本で栽培成功のキーワードはFFCテクノロジーでしょう。動物、植物の生命力を全開する技術のFFCパイロゲンは平地の環境、または国道周囲の排気ガスの悪環境、又は紫外線が強い環境でも適応できるシャクナゲの栽培成功により、そのような多種多様のシャクナゲを見ることが出来、とてもラッキーでした。一緒に行った三人も大喜びで、来年も新しい発見ができるように期待しております。
2016-09-27