陶氏診療院

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「心の時代」にモノを売る方法~見える人にしか見えない商売繁盛の仕組みづくり~
カテゴリー 日本
3月14日、札幌商工会議所会員特別講演会に日経MJ等でもおなじみの【オラクルひと・しくみ研究所 代表 小阪裕司氏】をお招きし、経営のプロフェッショナルとして『「心の時代」にモノを売る方法~見える人にしか見えない商売繁盛の仕組みづくり~』を講話いただきました。240名の受講者が参加しました。

小阪講師は人間研究することで、人の行動の裏の心を理解して、ビジネスと売り上げに繋げました。

着目点は「心」であり、廃業予定の北海道のスーパーを再生して、売り上げが年々記録更新して、右肩上がりでした。社長はどう販売するか、どう言う方法でお客さんが喜ぶかを考える毎日でした。ワインを飲まないあなたにワインを紹介するコーナーをつくり、ワインを飲まない顧客を開拓するとか、価格競争から、心の豊かさを追求する顧客の満足度を目指して、価値ある商品の価値を伝える仕事が販売のコツと言いました。

心を動かすのは感性を高めることで、感性情報として、いろいろなキャッチコピーを使い、顧客の心をつかみました。搬送中キズがついた招き猫貯金箱に、「私は猫です。3月3日のひな祭りの日に交通事故に遭いました。痛い~?
右の耳を少し怪我しましたが、おかげさまで元気になりました。こんな私ですが、かわいがってくれる飼い主さんを探しています。おっちょこちょいですが、冗談のわかる猫です。私のお友だちになってほしいのです。」このPOPを書いて貼った途端に、この商品は売れたということで、価値の転換で成功した実例です。とても考え深いでしょう。

感性情報から動機づけ、意思決定から行動を起こし、行動する人の数が増えれば、売り上げのアップ、売り上げを作ることになりました。

会社は行動し続けてくれる人を必要十分に持つ活動をし、顧客の創造と価値創造が両立すれば、商売は楽しい事になります。

小阪講師は今日の消費社会に「顧客」と「売り上げ」を作り出し、長く愉しく商売を営むために必要な活動を語りました。大変参考になる講演会でした。
2016-03-16