陶氏診療院

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「自分が変わる、社員が変わる、会社が変わる」
カテゴリー 日本
11月19日札幌市倫理法人会第1503回経営者モーニングセミナー(MS)は、講師に一般社団法人倫理研究所倫理経営インストラクター菅野督巳氏をお迎えして、テーマ「自分が変わる、社員が変わる、会社が変わる」にてご講話いただきました。

今年80歳の菅野講師、20年前、経験もノウハウも無い部門の会社新設の中で、倫理と出会い、学び、実践のおかげで変身し、現在、毎年最高の売上、最高の利益が続く、県内No1の洋菓子店となるまでの物語を語りました。

銀行マンの菅野講師は退職後、岩手県大手ゼネコンに就職し、ハウス事業部新設、部長になり、その後大手南部煎餅メーカーに就職、平成5年洋菓子部門を新設、取締役総支配人として、挑戦が始まりました。最初の二年間、失敗の連続で、赤字が続いていました。ストレスで暴飲暴食に落ち込んで、健康診断で境界型糖尿病と診断され、そのまま行くと間違いなく糖尿病になります。医者の助言は甘いものはだめ;禁酒;毎日一万歩;生活パターンは夜型から朝型に変更です。

仕事は社長の応援で続けましたが、毎日ケーキを食べるのも抑えれました、さらに自宅の11階の階段を登り、歩行通勤もできるが、肝心な禁酒は一番難しいです。諦めた時、倫理法人会と出会い、朝のMSに参加しました。毎日同じ講話を聞きました。倒産寸前、赤字経営の会社、倫理と出会い、会社が伸び、黒字に変身、おまけに家庭円満、社員も幸せ、当たり前のことを当たり前実践の講話でした。倫理の教えは①朝目が覚めたらすぐ起きる;②人の話は最後まで聞く;③気づいたことを即実践をするでした。そして菅野講師は自宅で妻に名前を呼んで挨拶を始め、会社に一番乗りで社員に挨拶し;自宅の靴を揃え、会社昼休憩する社員の靴も気づかれないうちに揃え;自宅のトイレ掃除から、会社も社長から全員トイレを当番制で掃除します。もちろん初日は社長菅野講師自ら始まります。継続は力になり、やめそうになった時、MSでの勉強で再開をして続けていました。続けた結果、奥さんの笑顔が戻り、若い女性社員の笑顔も増え、仕事も順調に伸びました。その後、人づくりの教育も取り入れ、会社はブランドの南部煎餅はもちろん、洋菓子も県内No1となりました。

菅野講師の経験は不連続から連続、連続から習慣に変わり、物ごとの出だしが大事です。「人生は選択の連続」と言いました。自分が変わるから、奥さんも変わりました。夜型生活は朝型生活に変わると、身体も健康に戻り、社員が変わり、会社の業績も伸びました。自分が変わる一番効果的なことは毎週のMSの参加です。

個人や会社が良くなることは、自分や会社のトップが変わることです。トップの態度は会社の業績に表します。60歳前倫理の勉強をしても、新たな人生を開くことは間に合う見本を見せていただき、感動的な80歳先輩の話でした。

今日の参加者は39名30社うち女性7名でした。
2015-11-19