陶氏診療院

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中国医学で市民の健康に貢献
北方ジャーナル(時代を撃つ北の報道・評論誌)2026年4月号Medical特集(P40)に、陶氏診療院陶恵栄医学博士講演記事を掲載しました。紹介します。

札幌の地に生かされた四半世紀、中国医学で市民の健康に貢献

陶氏診療院の陶恵栄院長が「ちえりあ」で講演

札幌市北区で中国医学の伝統自然療法を手掛ける陶氏診療院の陶恵栄院長が2月12日午後、札幌市生涯学習センター(ちえりあ・同市西区)で「札幌の地に生かされて」と題した講演を行なった。さまざまな講師を招いた「外国人とのご近所づきあい 私たちにとっての共生社会とは」をテーマにした「学習ボランティア企画講座」のひとつで、この日は約20名が熱心に耳を傾けた。

中国・上海市生まれの陶院長は祖母が日本人の日系3世。中越戦争(中国とベトナムの戦争)で軍医として働いてから1992年に来日。北海道大学医学部大学院で博士号を取得して卒業した経歴の持ち主。98年に陶氏診療院を開業し、以後四半世紀以上にわたって難病をはじめ体調不良に悩む患者の治療に当たってきたことで知られる。

この日は、昨年から日中関係が厳しくなっている状況を踏まえ、両国間における民間交流の重要性を説いたうえで、自分の生い立ちや近況を報告。現存する中国最古の医学書と言われる「黄帝内経(こうていないけい)に基づく治未病(ちみびょう)*病気を予防し体質を改善していくこと*の理論と実践がこれまで東洋の人々の健康を支えてきたことを紹介し、近年のノーベル生理学・医学賞では、漢方をはじめオートファジーや体内時計など中国医学に関連する理論が相次いで受賞していることを力説した。

また、これらの中国医学を日常生活に取り入れることが体質改善と病気予防につながるとして、黄帝内経の「子午流注」(1日を2時間単位で12の干支に分け、各時間帯に活発に働く臓器や経絡があるという考え方)に基づき、「過午不食」(午後以降は朝まで食事をとらない)の重要性を説いた。

陶氏診療院を開いて今年で28年になる陶院長は、まさに「札幌の地に生かされて」を地で行く人物。「今後も中国医学で市民の健康に貢献したい」と意欲的だった。
2026-03-20