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集団免疫政策した国:スウェーデン
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科学雑誌ネーチャー2022年3月22日発表した論文で、集団免疫政策した国スウェーデンの新型コロナウイルスの感染の現状をまとめました。集団感染の「実験」は新型コロナウイルスの感染には失敗になりました。

パンデミック(世界的大流行)開始以降、同国では感染者2,491,980人、死者18,506人が報告されている。死亡率は百万人人口に1790名でした。アメリカの2939名より低いけど、カナダの984名より高いです。北欧国々中で、死亡率は四倍高いです。

アメリカのファウチ首席医療顧問は11日、新型コロナウイルスのオミクロン株が「最終的にはほとんどの人に感染するだろう」などと述べた上で、ウイルスの根絶は難しいとの認識を示しました。「感染症雑誌」にも、新型コロナウイルスの賢さに、集団免疫には不可能でした。

スウェーデンは、2020年2月から、新型コロナウイルスの感染をはじめから、マスクもしないし、学校閉鎖もしないし、料理の店も通常営業し、スウェーデンの公衆衛生局の首席医療顧問アンデシュ・テグネル(Anders Tegnell)博士は、新型コロナウイルスの感染は大型のインフルエンザだ、時間が経つと、集団免疫になる、特別措置はいらないです。そのため、危険集団の老人には、危機的でした。スウェーデンには、老人の重症者に、酸素吸引ではなく、安静鎮痛薬のモルヒネを使用します。重症者の救助より、安楽死に近い対応で、道徳、倫理、科学的にも問題があり、1万8千人以上の患者さんが死亡しました。

集団免疫できないの理由は、新型コロナウイルスの変異スピード、長期有効なワクチンがないなどがあります。それと似たような対策も、カナダにも見られます。

新型コロナウイルスの感染、予防はしっかりした隔離と自分自身の免疫力しかないです。自分の健康を自分で守りましょう。
2022-04-10