陶氏診療院

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病気の過去・現在・未来の状態と意味
カテゴリー 講演会
医療に従事して、もう30年過ぎました。たくさんの患者の病気と付き合い、西洋医学と中国医学を経験して、段々病気の過去・現在・未来の状態と意味を理解してきました。

過去:病気、病の気、その過去は、病の気の結果です。様々な症状と病変は参考として記録して、反省することしかできないでしょう。過去を変えることはできないです。

現在:人々は、過去の病気と原因により、現在の病気の対策を求めて、病院や治療院に通います。西洋医学は病気治療の学問で、現在の病気の症状や病変部の処置が得意で、それを改善したら、患者も喜んで、「治った」という言葉はよく出るでしょう。

しかし、現代病の中、急性より慢性、特に生活習慣病が多いです。生活習慣を直さないと、生活習慣病は治らないと思います。一時症状を治療や薬または手術で抑えても、病の気は生活習慣だから、その根っこを直さないと、「完治」、「治った」とは言えないでしょう。現実では、病気の再発、または終身薬を飲むのは、個人と社会の負担になります。中国医学では、現在の病気が命にかかわらない時、治療しない場合があり、未来の病気を治療することです。

未来:一番の問題点は未来の病の気は未来の病気を作ります。そのため、中国医学は知未病(未来の病気)を考え、様々な病気の原因を解消し、未来の病気にならない環境を作り、健康を作ることで、時間が経つと共に、病気が消えて行きます。

治未病は中国医学の真髄で、数千年の医療実践は、中国人の健康管理に貢献しています。きっと、治未病の思想は現代社会の医療問題に役に立ちます。
2019-05-01