陶氏診療院

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大人のゲーム
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ロシアはウクライナの特別軍事活動が始まったら、世界の罰ゲーム対戦の「大人のゲーム」が始まりました。

アメリカはじめ、欧米か国から、まずロシアへ経済制裁を発表しました。1、国際的な決済ネットワークSWIFT(スウィフト)からロシアの特定の銀行を除外、ロシア中央銀行の資産凍結;2、ロシアへの輸出規制;3、ロシアからの輸入規制;4、最恵国待遇の取り消し・撤回;5、プーチン政権と蜜月な関係の富豪たち(オリガルヒ)の資産凍結でした。

その制裁に対して、ロシアの反制裁内容は「非友好的な国と地域」に指定を発表しました。合わせて48の国と地域が対象となりました。プーチン大統領が3月5日に署名した大統領令に基づくもので、ロシアの債務者が「非友好国リスト」の債権者にドルなどの外貨ではなくルーブルで相当額を支払えば、債務を履行したとみなすとしていました。日本やアメリカ、EU、イギリス、韓国、台湾などの48の国と地域を通信や医療機器、農業機械、鉄道車両など200以上の品目を輸出禁止にしました。また、イギリスやドイツ、フランスなどヨーロッパの主要国やカナダなど36の国と地域の航空会社を対象に、ロシアへの運航を制限しています。

ヨーロッパはロシアのエネルギー依存40%あり、EU、ロシアのエネルギー依存脱却へ、10年以内に「ゼロ」を目標しても、今年の年末までは使用続けるでしょう。しかし、経済制裁により、石油と天然ガスが記録更新して値上がりました。結果はロシアのエネルギー輸出の収入は制裁以前より数倍増えました。

ロシアのプーチン大統領は3月23日、「非友好国」に輸出する天然ガスについて、「米国や欧州連合(EU)にわれわれの物品を供給し、ドルやユーロなどの通貨で支払いを受けるのは意味がないことだ」と主張し、代金をルーブルで支払うよう近く求める考えを示しました。専門家からは、ルーブル決済は契約違反に当たるのではないかとの声も聞かれても、反制裁奇策として、制裁側に予測しないでしょう。さらに、ロシアは今まで投資した企業の撤退に対しての制限や、「非友好国」の特許使用料「ゼロ」にするなど、きっと予想外の奇策に驚くでしょう。

「大人のゲーム」、制裁側は効果が期待できないほど、無駄より、被害者が増える一方でしょう。2022年、大変な年には間違いないでしょう。
2022-03-26