陶氏診療院

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12月17日と「未病の日」
カテゴリー 中国医学
先日のニュースで、日本未病システム学会は12月17日を「未病の日」に制定したことを報道しました。12月17日は1712年に83歳で養生訓を著した江戸時代の儒学者・貝原益軒( 1630年12月17日生、享年84)の誕生日であり、これを記念したもので同学会は、12月中旬は気温の低下で身体の不調が来やすくなることから、身体の未病ケアを心がけるよう呼びかけています。21世紀医療課題委員会は未病の日を制定しました。

「未病の日」はとてもユニークな考えで、 貝原益軒大先生の記念と共に、現代社会最も欠けていることを指摘されました。

野生動物の世界はほぼ生と死の両極の世界です。病気、特に慢性病気は自然界に生存することは考えられないから、自然消滅して、生きているのはほぼ健康です。

しかし、人類の世界では、少々の病気は人類の力で、生き延びることはできます。又は、事故や急病時、命守手段もあり、自然界でありえない生き方ができるようになりました。それは進化した人類の誇りか苦難か、最後まで良く分からないです。

経営者の勉強会で、私は良く病気と経営不良と同じように語ります。経営者は経営不良時、銀行だけでお金をお願いしても、根本的な経営問題を解決できない限り、経営再生は無理でしょう。9割以上の中小企業の創業は10年で倒産する統計があります。会社の倒産は、人生の一部で、再チャレンジができます。しかし、健康が失敗したら、命を取られ、二度と戻らない命の事を覚悟しないといけないです。

会社の経営問題が専門家が語ります。健康問題は医学者が述べるべきでしょう。しかし、健康な医学者が少ない中、誰の話が正しいかなあと疑問があります。日本では 貝原益軒先生が居ますけど、中国では誰が理想な見本でしょう。

中国の医学者 孫思邈 (そん しばく、 541年 - 682年 中国 陝西省 耀県 の出身、 中国 唐代 の医者、 道士 、 仙人 として尊崇し、薬上真人と尊称され、医神として薬王廟に祀られる、 中国ないし世界史上有名な医学者、薬物学者、 薬王 とも称され )、 中国史上最初の 臨床医学 百科全集とも言われる 『千金要方』と 『千金翼方』の巨著を残されました。理想な人生成功者の見本になるでしょう。

140歳天寿をまとった 孫思邈 医学者のような、未病の考え方で、人生を経営すると、かなりの確率で、人生の理想な人生を歩むでしょう。
2016-12-24