陶氏診療院

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黄帝内経処方の現代病治療応用の学会発表
カテゴリー 論文発表
第17回日本統合医療学会(IMJ)北海道支部会は10月24日(土)藤女子大学講堂751大講義室(北16条キャンパス)で開きました。

今回の一般演題は四人の発表がありました。例年は総会の会計報告から役員の紹介を入れて一時間しかないが、今年は二時間の時間があり、以前の一人10分のプログラムから見ると、随分余裕が感じられました。鍼灸の二つ研究発表とヨーガ療法のマイドフルの応用発表後、最後の演題として、「黄帝内経の健康理念と処方による健康回復成功事例報告」(肝臓がんと乳がん)を発表しました。

二人がん患者の改善例より、中国医学の予防医学、黄帝内経の健康理念である「治未病」を説明しました。未来の病気(未病)を治癒により、健康に戻った身体は現在あるすべての病気もおまけに消えていきます。それは中国医学の哲学的な治療法です。

対照的に目の前の病気を取られる、その病気のみ治療する西洋医学ではいろいろな壁にぶつかりました。病気の原因を解除しない対症療法の代償は人々の想像を超える勢いで医療費の膨張しと利益集団を作り、悪循環になりました。

賢い人類は自分を救うため、先人の知恵、中国医学の活用時代が来ました。自分の私欲を抑え、わがままを治し、自然の摂理を従い、健康に戻れば病気も消えます。医療を目指すのは病気の治療ではなく、健康を作りです。それは中国医学治未病の哲学的な思想です。

きっと年々増えた黄帝内経の健康理念により健康になった事例を増えることにより、医療と健康の真実に求める脚光も早く到来するでしょう。
2015-10-25