陶氏診療院

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漢字は “文字”ではなく “文明そのもの”ーー四大文明とその文字の“今”
人類が文明を築くうえで必ず登場するのが「文字」です。四大文明もそれぞれ独自の文字を生み出しましたが、現代まで残った文字、消えた文字、形を変えて進化した文字など、その運命は驚くほど異なります。

① メソポタミア文明 —— 楔形文字(けっけいもじ)
▶ 今どうなっている?完全に死語(使用されていない)。粘土板に刻まれた「世界最古級」の文字だが、アルファベット誕生の背景に影響を残したのみで消滅。

▶ 現代への影響:数学・帳簿・契約の概念の原型を残した。「書く=記録する」という文明の基本を確立した存在。

② エジプト文明 —— 象形文字(ヒエログリフ)
▶ 今どうなっている?宗教・学術目的以外では消滅。19世紀ロゼッタストーン解読で復元されたが、現代人が生活で使う文字ではない。

▶ 現代への影響:アイコンやピクトグラムなど、「絵で意味を示す」視覚言語の源流を作った。

③ インダス文明 —— インダス文字(未解読)
▶ 今どうなっている?いまだ解読されず、現代使用ゼロ。文字か記号かも議論が続く。

▶ 現代への影響:情報の保存・言語解読の難しさを象徴する“文明の謎”。

④ 黄河文明 —— 甲骨文字 → 漢字
▶ 今どうなっている?唯一、現代まで連続使用されている文明文字、甲骨文字 → 金文 → 篆書 → 隷書 → 楷書と進化し、今も約14億人が日常で使用。

▶ 現代への影響:「形が意味を持つ」唯一の現役文明文字。

医学・哲学・生活文化と結びつき、文明そのものを記述する“哲学的言語”として生存。

2025-11-29