陶氏診療院

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西洋医学と伝統医学の思考パターン
新型コロナ感染症の三年間の世界の西洋医学動態から、西洋医学の生命観、価値観、経済観などの思考パターンがよくわかるでしょう。その思考パターンは問題(病気を作る)、治療に来るのを待つ、解決(対処療法)のパターンです。

現代西洋医学の急発展は、100年前のロックフェラー財団の基金会が、世界へ医学学校、病院、薬の開発研究所を作り、石油などの原料から作られた薬を、訓練された医学卒業生、病院へ販売しました。感染症に抗生物質を使用する事で、一時劇的に効果があると同時に、様々な耐性問題、薬害問題も生まれました。

新型コロナについて、アメリカの議会でも、ネーチャー雑誌の編集長も、新型コロナウイルスは実験室で作られ・漏れた問題を明言し、いわゆる今回の新型コロナ感染症は現代医学から作られた問題です。その前にも、いろいろなワクチン後遺症、薬害問題などもあるように、現代西洋医学は、病気の治療と同時に、新しい病気や人体被害を作った事実は否定できないです。

そして、現代西洋医学は問題が出たら、基本的に外力で解決する考え、薬や手術など、経済効果のある手段を優先して、患者さんの自然治癒力は無視されていました。保健制度も西洋医学に片寄り、結果は、お金がある人は、現代医療を受け、ない方は治療を受けられないです。

しかし、そのような現代西洋医学の歴史の中で、結果的に、もし病気を治して、再発しないなら、お金がかかってもいいけど、そうならないことが、分かりました。急性病気を慢性化、時限性病気を薬害化し、現代西洋医学の人類に貢献する部分と問題ある部分を、しっかり整理する時期に来たような気がします。

西洋医学の病気の研究は、徹底的な予防発想をあまり、しないことです。しかし、伝統医学は、まず予防を優先して、様々な方法が生まれました。そのために、人類も何千年、何万年もいろいろな病気や自然災難を乗り越えて、今まで来ました。伝統医学の考えは、まず健康づくり、いわゆる予防です。病気になっても、自然治癒力を生かしながら、早期対応、治療します。伝統薬も最後の手段として使いますが、最も多いのは薬膳のような食事や生活習慣から対応します。その考えは、副作用が少ないと同時に、地球や経済にも優しいです。

現代社会、生活するには、お酒、たばこ、加工食品、様々な健康に問題がある、それらの問題を解決しないで、できた生活習慣病を一生懸命治療する行為は、何となく違和感があります。人の最終目標は健康でないと、医療従事者として、納得いかないです。経済と健康、もう一度皆さんに三年間のコロナ感染症の経験から、ゆっくり考えなおすところではないでしょうか。
2023-01-22