陶氏診療院

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新型コロナウイルス肺炎の病理解剖と臨床医療
今回の新型コロナウイルス肺炎死亡者の病理解剖により、今までの西洋医学の治療に疑問符を付けました。

死亡者の肺の状態は、ゼリー状の泡を全肺胞に充満して、肺胞の機能を失い、最後に、患者は意識がはっきりして、「助けて」と言いながら、水死状態で、全身酸欠しながら、命を落としてしまいました。その原因の一つは高濃度高圧の酸素吸入です。

西洋医学では、患者の酸欠の症状をとらえ、酸素供給すればいいと思って、最後まで、気管切開しても、酸素吸引を頑張っていました。命の救助、酸欠改善効果は出なかったです。

しかし、同じ重症者に、漢方を投入して、呼吸困難を乗り越え、回復患者が多数いることで、その治療効果が確認されました。症状のみ治療する西洋医学と、原因治療の中国医学、今回の結果が明暗を現しました。漢方の清肺排毒湯(麻杏石甘湯、小柴胡湯、五苓散、射干麻黄湯など)はすべて排痰作用あり、肺胞の痰が出れば、肺の酸素吸引機能が回復でき、病気を乗り越えることができます。

最近、今回の疫病に貢献する院士鐘南山教授は、酸素吸引と同時に、水素吸引が必要と認めました。水素は消炎、去痰作用があり、これから、急病の患者、漢方がないところ、救急車の酸欠患者さんに、一方的な酸素吸引は、水素吸引や、水素と酸素混交吸引に変わる時代になるでしょう。
2020-03-20