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「緊急事態、あなたは何を信じますか~メディアの読み解き方~」
2019年1月31日の札幌市倫理法人会第1658回経営者モーニングセミナーは、講師に産経新聞社札幌支局長、杉浦美香氏をお迎えして、「緊急事態、あなたは何を信じますか~メディアの読み解き方~」と題してご講話いただきました。
講師は兵庫県尼崎市出身。立命館大法学部卒業後、産経新聞入社。大阪本社社会部で司法、警察、大阪府庁などを担当。医療、臓器移植、沖縄問題など多岐にわたて活動の場を広げ1993年、連載企画「病院考」でアップジョン医学記事特別賞受賞されました。1997~8年、米国・ワシントンDCのジョージタウン大ケネディ倫理研究所で生命倫理を学ばれ、医療、環境問題などをフィールドに、国際会議などをカバーされて来られました。4年前に札幌支局に赴任されて現在にいたります。
講演では阪神淡路大地震、東日本大震災を経験したことと昨年9月4日に起こった胆振東部地震と3回も大きな地震で記者として取材活動を行われたことに言及ました。阪神、東日本では女性であることから発災直後には派遣してもらえず数週間経過してからの現地入りされていましたが、北海道では杉浦講師しかおらず、直後から車で単身、被害が大きかった厚真町、安平町に入られました。
地震直後に北海道全体が停電するブラックアウトが起き、携帯電話も通じにくくなってしまう事態に、東京本社から釧路空港入りした応援組が衛星電話を持ってくるまで、講師は一人で写真を撮影、取材を敢行されましたが本社への送信には苦労され、電波が通じるわずかな時間を狙って原稿を書かずにメモだけでつくって読み上げる「勧進帳」で電話送稿したり、ラインで写真を送信されました。
このとき、「水道が止る」「自衛隊の情報として大きな余震が起きる」といったデマが出回り、SNSを通じて拡散されました。
情報を受け取った人は良かれと善意で拡散してしまうのですが、情報を拡散する前に情報の根拠は何か、どこから入手したのか、といった「メディアリテラシー」の重要性を説かれました。
誰もが情報を発信できる情報過多の時代、何を指針にするべきか。新聞は、ツイッターなどの情報と違って信頼性が高いメディアではあるがそれでも鵜呑みするのではなく、分析と自分で考える力が大切であることを、自らの取材経験を通じ、わかりやすく語っていただきました。
31日の参加者は41名41社、単会29名29社、うち女性は14名でした。
講師は兵庫県尼崎市出身。立命館大法学部卒業後、産経新聞入社。大阪本社社会部で司法、警察、大阪府庁などを担当。医療、臓器移植、沖縄問題など多岐にわたて活動の場を広げ1993年、連載企画「病院考」でアップジョン医学記事特別賞受賞されました。1997~8年、米国・ワシントンDCのジョージタウン大ケネディ倫理研究所で生命倫理を学ばれ、医療、環境問題などをフィールドに、国際会議などをカバーされて来られました。4年前に札幌支局に赴任されて現在にいたります。
講演では阪神淡路大地震、東日本大震災を経験したことと昨年9月4日に起こった胆振東部地震と3回も大きな地震で記者として取材活動を行われたことに言及ました。阪神、東日本では女性であることから発災直後には派遣してもらえず数週間経過してからの現地入りされていましたが、北海道では杉浦講師しかおらず、直後から車で単身、被害が大きかった厚真町、安平町に入られました。
地震直後に北海道全体が停電するブラックアウトが起き、携帯電話も通じにくくなってしまう事態に、東京本社から釧路空港入りした応援組が衛星電話を持ってくるまで、講師は一人で写真を撮影、取材を敢行されましたが本社への送信には苦労され、電波が通じるわずかな時間を狙って原稿を書かずにメモだけでつくって読み上げる「勧進帳」で電話送稿したり、ラインで写真を送信されました。
このとき、「水道が止る」「自衛隊の情報として大きな余震が起きる」といったデマが出回り、SNSを通じて拡散されました。
情報を受け取った人は良かれと善意で拡散してしまうのですが、情報を拡散する前に情報の根拠は何か、どこから入手したのか、といった「メディアリテラシー」の重要性を説かれました。
誰もが情報を発信できる情報過多の時代、何を指針にするべきか。新聞は、ツイッターなどの情報と違って信頼性が高いメディアではあるがそれでも鵜呑みするのではなく、分析と自分で考える力が大切であることを、自らの取材経験を通じ、わかりやすく語っていただきました。
31日の参加者は41名41社、単会29名29社、うち女性は14名でした。
2019-02-03