陶氏診療院

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水素ガス吸入パワー?②
55歳の男性患者、2012年(50歳)一月肝臓のエキノコックス症で、肝臓半分切除しました。手術前後タバコは減り、お酒をやめました。術後三か月、タバコとお酒は元通りになりました。定期検査では、r-GTがいつも正常より高いです。11月4日と13日、二回水素吸引して、陶氏療法も実施し、13日施療後検診で、r-GTが驚くほどよくなりましたと言う電話をいただきました。

水素を吸引することで、身体の隅々の活性酸素が中和され水になり、炎症を抑えることで、検査によりいろいろな炎症の指標が正常化になることは、抗炎症速効性がありました。もちろん、水素の抗酸化作用は治療用で、一時的な事です。健康を維持するには、予防的な健康生活が欠かせないでしょう。

医療の歴史を見ると、気体医療用に酸素療法を始め、オゾン療法、炭素ガス療法、笑気療法などがあります。水素吸引療法は新しい医療として、最近の話題療法です。

酸素療法とはカニューレやマスクなどを用いて体内に適量な酸素を投与する治療法です。 その目的は、動脈血の酸素化を図り、末梢の細胞組織に十分な酸素を供給することによって低酸素状態の改善をすることです。しかし、酸素を吸引することで、2%の活性酸素が発生し、のち身体の酸化副作用として残ります。

オゾン療法(血液クレンジング)は、血液を脱血し、そこにオゾンガスを混合し、オゾン化した血液を体の中に戻す治療方法です。 脱血される血液の量により少量自家血療法と大量自家血療法の2つの治療方法があります。若い女性の間で人気のある血液クレンジングといえば、後者の大量自家血療法を指します。オゾンは強烈な酸化剤で、酸化した血液には、刺激があるけど、その刺激により、血液循環促進から、いろいろな症状改善を果たすことで、違和感が感じ、反対者が多いです。

炭素ガス療法とは炭酸泉や人工炭酸泉を身体や患部に付けることで皮膚などの新陳代謝と修復を促進する療法です。炭酸ガスによる新陳代謝の活性化は、主に赤血球からの酸素放出が増加し、組織中酸素分圧が上昇することにあると考えられます(ボーア効果)。炭酸ガスで傷が早く治るのも、褥創治療に使用されても、基本的には同じ働きによるものと考えられます。人工炭酸水は、高い治療効果が期待できる高濃度の炭酸ガスを含みますが、炭酸ガスが水と反応して炭酸を生成し、人工炭酸水はやや強い酸性(pH3.5程度)になります。酸は傷にしみるため、人工炭酸水は、創傷治療効果は高くても、患者には苦痛を与えるおそれがあります。

炭素ガスは二酸化炭素ガスとは言え、車の排気ガスの一種で、あまりイメージが良くないですね。炭酸水も同じことで、排気ガスとは言え、飲むのも私は抵抗があります。

笑気ガスは亜酸化窒素(N2O)とも言います。 無色でわずかに甘い香りのある無刺激性の吸入麻酔薬です。 歯科治療の際は、低濃度の笑気と100%酸素を混合したガスを鼻から吸入します。笑気ガスの精神鎮静作用(笑気吸入鎮静法)により、身体も心もリラックスし恐怖心がなくなり、にこやかな楽しい気分になります。笑気ガスは普通の健康維持にはあまり使われていないです。

新しい療法をこれからする水素吸入療法は、なぜ今からやっと始まるのは、いろいろな理由があります。

まず、水素は宇宙に75%存在して、地上にあまりないから(空気中に0.2%しかない)、注目されていない;腸内悪玉菌が水素ガスが発生しますから、悪玉菌から発生したものは、「悪い物」のイメージがついています;水素ガスがあまり水に溶けないから、化学反応もしにくいから、不活性ガスと認識して、軽いから、昔の技術では、預かりにくいし、医療用には考えられないです。
2017-11-19